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■就活に違和感を覚える人へ


 いまどきの大学生の中では、優秀な学生ほどシューカツに違和感を感じるらしい。
 その理由の一つは、既存の企業の空気がオープンでないからだと思う。

 学生時代までは、自由にいろんなサークルやインカレ、社会人を含む飲み会などのコミュニティに感じることのできたかもしれない。

 しかし、その「入りやすさ」とは真逆に、どんなにやる気や能力を持っていても、満たせないほど完璧な条件を求められているかのような内閉的な空気が、シューカツ時の面接やエントリーシートにはある。

 会社側も、経営理念と実際の事業には開きがあるし、手弁当でも一緒に仕事をしたいという人材すら「ヨソモノ」扱いする空気を常にかもし出している。

 そのくせ、CSR部署にビジネスを持ちかけても決定権がなかったり、そもそも会社を挙げてその事業活動がどこに向かおうとしているのかも、よくわからなかったりする。

 つまり、不透明部分が多く、確かめようもない企業という曖昧な情報精度のままだと、たった一つのネットの噂だけでその会社に対してどこまで信用していいのか、わからなくなってしまう。

 真面目に企業と自分の将来のことを考えようとすればするほど、企業と自分の関係を結びつけるものが、細い糸のように頼りないものに感じる人は、決して少なくないだろう。

 そして、それは会社の規模が大きくなればなるほど、誰もが感じる不安だ。
 そこで働いてるサラリーマンだって、きっと自分の会社の今後をきちんと見据えている人は多くはない。

 いっそのこと、求人広告のコストをかけられないような中小企業に入ったほうが、「とりあえずシューカツ」したい人にとっては、いろいろ現場で仕事を覚えることができるだろう。

 それに、小さな会社でスキルアップすれば、あとは「上」しかないわけだから、右上がりの個人的成長にはなっていくのは必至。

 大企業の大穴狙いだと、違和感を抱いたまま全滅(内定ゼロ)ということも十分ありうるし、2年生の段階で青田買いは始まっているから、みんなと同じように自分もどこかに決まると思っていると、日に日に就職浪人が現実味を帯びてくるだろう。

 もっとも、せっかく内定をつかんで入った会社でも、3年で辞める若い人が少なくないのだから、そもそもシューカツ一辺倒よりも、自分で自分の仕事作る(起業・自営)のスキルや経験もおのずと必要になってくる。

 しかし、優秀な人ほど、金儲けを優先目的とするビジネス・セミナーには違和感を感じるだろう。

 だから、社会問題を解決するのに自分の能力や若さを使いたいと思う優秀な人材なら、社会起業(ソーシャルビジネス)を知り、食えるようになるための学びを得ておくことが、自分自身のセーフティネットを作ることになるとピンとくるはずだ。

 社会問題を解決することでメシを食える人間に自分を育てれば、それはどこの会社にも通じるスキルを得るのと同じ。

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 自分の通学先にそれを学ぶチャンスがないのなら、ぜひ下記のページを早めにチェックしてみてほしい。

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