とくに、20-30代の若い人にはっきり伝えておきたいことがある。
サラリーマンでも、自営業者でも、「副業」を始め、正業の収入を超えることをめざそう、と。
僕は今、ホームレスの実録本を寝る前に読んでいるのだけど、ホームレスになった人々のほとんど全員は、勤務先の会社にしがみつくことしか考えていなかった。
そのことは、不況が長引くこの日本で生きていくためには、ものすごく大きな教訓だ。
40-60代に入ってから、リストラされたり、倒産した日にゃ、残念ながら再就職先なんて、ない!
今日現在でも、大企業の倒産や経営者の交代、買収のニュースを聞かない日はない。
その事実の重みを、僕はちょっと前まで軽視していた。
でも、もう他人事ではないと思っている。
僕は主に出版業界を中心とするメディア業界に身をおいているが、優秀な人ほど続々と独立している。
大きな会社にいても、いろいろな意味で動きにくく、売上がジリ貧になっていくのを実感してるからだ。
なせ、新聞や雑誌が売れなくなり、テレビの視聴率が落ち続けているのかといえば、業界の人は「インターネットのせいだ」などと言い分けるのだけど、それは単なる追い風にすぎない。
若者の活字離れ、なんてのも、ウソだ。
むしろ、雑誌編集者やテレビ・プロデューサの「報道の社会的価値」離れこそが問題なんだわ。
今日では、メディア業界で仕事をしている編集者やプロデューサは報道の社会的価値を見失い、ルーティンの仕事がデフォルトになって、数字をとれるかどうかを最優先で考えてしまっている。
数字が最優先だから、当然、制作費を削減するしか能がない。
財源がないから増税を推し進める無能な政治家を批判できるほど、メディア関係者は優秀ではない。
しかし、このままだと、僕の収入源だった雑誌業界もコンテンツが疲弊し、これまで以上に休刊の危機に陥るだろう。
それは、読者に伝えなければならない大事なコンテンツや正確な情報を発信するチャンスが一つずつ失われていくことを意味する。
読者にとって不利益になるのと同時に、ライターの生活だって困窮する。
つまり、情報発信という社会的インフラであるメディアにこれ以上、自殺されちゃ、みんなが困るのだ。
だからこそ、僕は出版社の社員や下請けの番組制作会社などには、正業を超えるだけ稼げる副業を始めてほしいと思う。
なぜなら、正業による収入がゼロになっても、副業で稼げるようになっておけば、ジリ貧のままコンテンツが疲弊し、中立的かつ自立的な報道が困難になっていく新聞社やテレビ局、雑誌編集部に対して「あんたら、そういう仕事ぶりはアカンよ!」とはっきりものが言えるようになるからだ。
そうしたメディア企業の正社員にも、副業を上手に始めることを勧めたい。
服務規程に違反しない範囲で副業による稼ぎを確保しないと、定年前にリストラもしくは倒産だ。
マスメディア業界の正社員なんて、まずツブシがきかないから、再就職なんてできない。
それどころか、それまで名の知れた企業にいる人ほど、下請けは受け入れない。
(どれだけ下請けにガマンをさせてきたかを思い出せば、うなづける話だろう)
これは、どこの業界にもいえる話だ。
上司や会社に「No!」と言える人間に自分を成長させよう。
自分で自分のやりたいことを副業を通じて発見し、育て、食えるようになっておこう。
会社に追い出されたらアウトな人になってしまうと、突然の倒産で再就職もできず、末は自殺かホームレス。
そうでなくても、「生き残るために悪いことに手を染めてくれ」という命令を拒否できない。
(※牛肉偽装の時も、パートのおばちゃんまで自分が稼げる勤務先を守ったけど、それが社会悪なのよ)
副業禁止なんて、あくまでも会社の都合だ。
自分の命を、会社に託すな!
仕事の作り方がわからないなら、ぜひ僕の主宰するゼミで学んでほしい。
初心者も歓迎するため、ビジネスセミナーとしては激安の受講料にした。
なお、このゼミは二度とできない豪華な講師陣と内容なので、これが最後のチャンスです。
★社会起業家・養成ゼミ TOKYOhttp://socialventure-youseizemi-tokyo.blogspot.jp/ 共感していただけたら、この下にある「ツィート」や「いいね!」を押してくれると、うれしいです。
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