東日本大震災から1ヶ月後の4月11・12日、被災地の一つである宮城県石巻市を中心に取材してきました。
その惨状は、昨今テレビや新聞で報じられているような復興や希望のきざしが見られるような
落ち着いた状況ではなく、「有事」そのものでした。
東京発、全国行きのマスメディアは、支援物資も十分に届かない避難所や民家がたくさんあることを十分に伝えていません。
そこで、現地の画像を豊富に紹介し、地元の現況が正確にわかる報告会を行います。
まさに今必要な支援の内容や、復興支援に必要な社会起業(ソーシャルビジネス)についてもお話しします。
メディアが伝えない被災地の本当の姿を知りたい方。
少しでも被災地を支援したいけど、何をしていいかわからない方。
その他、宮城県出身で地元の現況が気になる方など、どなたでも参加できます。
第一弾として
千葉大学で4月21日に行った様子は下記のとおり。
(※千葉大工学部2号棟3階の田内先生の部屋では、夏休みに入るまで募金箱を設置中!)



(※左:今一生、右:フェアトレード東北代表・布施龍一)
上記に参加された方々のご意見の一部を紹介します。
「テレビでは教えてくれない被災地の様子、大変勉強になりました」
「自分はAPbank主催のボランティアに行く予定でしたが、定員オーバーで行けず諦めていました。
でも、お話を聞き、現状を知ることでまた行こうと決意出来ました」
「衛生の問題など、被災地には今後出てくるであろう課題が山のようにあることがわかりました。
メディアの情報に流されず自分で被災地の状況を調べ、支援や物資のニーズを読み取りながら
行動することの重要性を改めて感じました」
「被災地により支援の具合に差があること、地域によりニーズが異なること、そして長期的な支援の
必要性を改めて感じました。ボランティア情報を発信する側として、被災地のニーズを読み取り
ながら継続的に活動していきたく思います」
「昨日はお話ありがとうございました!僕は実家が福島いわき市なので、ゴールデンウィークに帰って
まずボランティアを通してフィールドワークみたいなことしてみます」
上記のように、この「被災地報告会」は現地報告をするだけではありません。
被災地の惨状に対する関心を喚起し、当日来場される方々がら支援物資や義援金を預かります。
寄付先は、石巻で被災者を支援してる
NPO法人フェアトレード東北です
千葉大では多くの支援物資が届けられ、即日フェアトレード東北へ送りました。
また、来場者の有志の皆様から2時間で8万9452円の義援金が集まりました。
これも即日同団体の代表・布施氏に渡し、石巻市を中心とした被災者支援活動に使われます。
石巻市で被災者支援活動を続けてるフェアトレード東北では、以下の支援物資を急募しています。
(※要望以外の下記の物資は送らないでください。余ってしまい、置き場所に困っています)
【急募中の支援物資リスト】☆食品・おかずになる缶詰・レトルト・野菜・ウインナー・ソーセージ・さとうのごはん・調味料 →大量に
(※学校の給食用の炊き出しを予定しているた。給食センターが被災
生モノは冷蔵庫がないので大量には無理。ボランティアさんの食事用には受付中)☆菓子類・野菜ジュース☆冷蔵庫(新品or2007年度製以降の商品)→ 20~30台
(※食糧が二日分届いても食べ残してしまう)☆冷蔵ボックス(新品or2007年度製以降の商品)→ 20~30台
☆大人用Tシャツ →男女大人用(新品のみ)
☆事務用品(クリアファイルなど)
☆自転車 →ままちゃり、子供用
☆掃除機(新品/サイクロン式のみ)→ 20~30台
(※ヘドロの粒子が細かいため、紙パックだとすぐに詰まる)☆テレビ(デジタルチューナー内蔵のみ) →20~30台
(※ブラウン管は送らないでください。避難所によっては情報が入らない)☆電子レンジ(新品のみ)→ 20~30台
☆洗濯機(新品or2007年度製以降の商品)→ 20~30台
☆軽トラック →借りている車を急きょ返却することに…
☆スクーター(カブ) →車が流された。買う金もない。買い物にも遠くて行けない
☆新品or中古パソコン(2007年以降の製品) →津波で流された。どこからも情報が入らない
☆乾電池(単1・単2・単3) →大量に!
☆テント(中古不可)→避難所にいづらいので出たい
☆懐中電灯・ランタン(LED、新品のみ) →100~1000個必要
☆寝袋(新品のみ・大人用) →テントといっしょに使います
☆デジカメ →被災証明を取ろうにもカメラも流された。できるだけ新しい機種を!
☆ガス式発電機 →
これを参照
☆カーインバーター発電機(中古不可) →大量に!
(※車しか残ってないのに避難所も「21日で出ていけ」と言われてます。
インバーターがあれば携帯の充電も、PCも、髭剃りも使えます。
インバーターはシガレットソケットに差し込んで車の電源を家庭用電源に変換するもので、
携帯電話やパソコンを充電できる変換器)(※4月28日現在。支援物資は日によって変わります。最新情報は
このブログで確認を!)
被災地では、「東京発、全国行き」のマスメディアが報じなくなった危機的状況が続いてます。
大企業が提供する支援物資は役所や大きなNGOなどで止まり、緊急に物資が必要な避難所を日に日に発見している小さなNPOには届いていません。
そのため、現地のNPOでは、「死ぬか生きるか」にある切迫した状況にある避難民を救えずに歯がゆい思いをしています。
青年版の国民栄誉賞といわれる
「人間力大賞」も受賞した社会起業家であるNPO法人フェアトレード東北の代表理事・
布施龍一さん(※下の画像)は、こんなメッセージをtwitterやブログから発信しています。

「旧市内までは、様々な著名人、芸能人が来ていただいていますが、
旧牡鹿町には誰も行ってはくれませんでした。
東京の坂東さん、石原さんからのご紹介で、ラモス瑠偉さんがTVなどで
取り上げられている避難所ではなく、本当に孤立している場所に行き、
みんなに元気を出してもらいたい。
うちの団体では、
常時、ボランティアの方を募集しています。
着替えだけ持って来ていただければOKです。
ボランティア保険はご自身でお願いします。配給の手伝い、おばあちゃんの話し相手、
夕食準備などなので、女性の方をメインで募集いたします。
また、
ゴールデンウィークにボランティアに来ていただけれる方を広く募集いたします。
1日2食、寝床完備。よろしくお願いいたします」
フェアトレード東北の連絡先は、下記の通り。
〒986-0861
宮城県石巻市蛇田字下中埣14-1 NPO法人 フェアトレード東北
TEL&FAX:0225-94-6883
(※配送問い合わせ専用。募集内容のお問い合わせはメールでのみで受付中。
直接お電話するのはお控えください)
☆支援物資を贈る前のお問い合わせ→ft.b.shien@gmail.com
☆当団体への義援金へのご連絡→ft.shien@gmail.com
☆ボランティア等への参加希望の問い合わせ→ft.bora@gmail.com 上記の支援物資を「寄贈品」と明記の上、フェアトレード東北まで郵送してください。
宅配便は「ヤマト運輸」しか届きません(※レターパックなどの郵便も届きます)。
また、寄付金も集めています。
支援活動には、避難所までの車の燃費など莫大な費用がかかっていますが、ボランティアとは事実上、自分の財布からお金を持ち出している活動なので、団体がそれを賄えるようにするには、現時点では寄付が頼りです。
【フェアトレード東北への寄付】 地元をよく知り、きめ細かな支援・調査を進めている彼らを支援すれば、避難所の被災者に対する支援活動が継続・拡大できます。これは、赤十字や自治体など他の多くの寄付や義援金よりも即効性があり、被災者を直接支援できる方法です。
1000円だけでも、十分ありがたいです。
ネットバンキングで振り込まれたお金は、現在困窮している避難所までの車の燃費代、ボランティアのみなさんの食事代、上記の支援物資の購入代、事務用品費などに、即日活用されます。
大渋滞でこれまでの銀行に往復2時間もかかってしまうため、
活動支援金の口座が新設されました。
今後は下記の口座に寄付をお願い申し上げます。
☆ゆうちょ銀行 記号 18150 番号 9706921
名前 トクヒ)フェアトレードトウホク
☆七十七銀行(シチジュウシチギンコウ) 石巻支店
普通預金 口座番号 5850606
口座名 特定非営利活動法人フェアトレード東北 代表理事 布施龍一【あなたの街でも報告会を!】
以上のように
「被災地の現状報告会+支援物資の調達」をワンセットにしたイベントを全国各地で緊急に開催し、招いていただきたいです。
千葉・東京・埼玉・神奈川なら、往復交通費を含めて3万円から引き受けます。
1人1000円の入場料を徴収すれば、30名以上集めれば、赤字になりません。
それ以外のエリアでも、往復交通費+3万円以上で承ります(※広報にも協力します)。
当方(今一生)の最寄り駅は、内房線の五井駅です。
Yahoo!路線検索で往復交通費をお見積りの上、今一生(
conisshow@gmail.com)までお気軽にお問い合わせください。
なお、通常の今一生への講演依頼については、
このページをご参照ください。
被災地支援に関する最新情報を提供している今一生のtwitterアカウントは、
@conisshowです。
また、被災地支援については下記のリンクもご参照ください。
■
「東北産」を選んで買って、被災者を元気に!(※買えば買うほど被災者が助かります)
■
遠方から被災者を直接支援する方法(※現地のNPOにお知らせください)
■
収入手段のない被災者の方へ(講演の仕事あります)
(※海に面したJR貨物の駅の線路はぐにゃりと曲がっていた。水たまりはヘドロと工業排水で不気味な緑色。鼻をつく異臭で目ものどもやられてしまう。震災後から復旧が間に合わず、復興のめどがつかないこうした手つかずのエリアがたくさん放置されている。4月11日撮影)【取材・報道のスポンサー募集!】 石巻市に限らず、岩手・福島・茨城にも取材&支援活動に行きたいと考えています。
しかし、取材には2泊3日の行程でレンタカー代なども含めて10万円程度の経費がかかります。
スポンサーになっていただける企業・個人の方がいらっしゃいましたら、今一生までお早めにメール(
conisshow@gmail.com)をください。
Web Moneyをご利用している方なら、このブログの左下にある
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共感していただけましたら、この記事の下にある「ツィートする」や「いいね!」をクリックし、より多くの方々に広めていただけるとうれしいです。
そのちょっとした行動だけでも、被災者を支援したい人が増え、被災者が助かりますから…
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