東日本大震災から1ヶ月後の4月11-12日、被災地の一つである宮城県石巻市を中心に取材してきました。
その様子は、昨今テレビや新聞で報じられているような復興や希望のきざしが見られるような落ち着いた状況ではなく、「有事」そのものでした。
東京発、全国行きのマスメディアは、支援物資も十分に届かない避難所や民家がたくさんあることを十分に伝えていません。
そこで、現地の画像を豊富に紹介し、地元の現況が正確にわかる報告会を行います。
まさに今必要な支援の内容や、今後の復興支援に必要なソーシャルビジネスモデルについてもお話しします。
メディアが伝えない被災地のリアルな姿を知りたい方。
少しでも被災地を支援したいけど、何をしていいかわからない方。
その他、宮城県出身で地元の現況が気になる方など、どなたでも参加できます。
とりあえず、第一弾は、下記のとおり。
■被災地の現状と今後の展望 報告会 in 千葉大学
●日時:2011年4月21日(木)午後6時30分~8時(※その後、近所で懇親会あり)
●場所:千葉大学 工学部2号棟 6階アトリエ
(JR総武線・西千葉駅/改札を左に出て徒歩2分)
●地図:下記参照
●出演:司会/田内隆利(千葉大学工学部デザイン学科助教)
講師/今一生(フリーライター ※下の写真)
/布施龍一(NPO法人フェアトレード東北・代表理事)

●入場:無料(※千葉大生でなくても参加可。予約不要)
●主催:B面カフェ
●後援:千葉大学デザイン学科
●お問い合わせ:tauchi★faculty.chiba-u.jp(★を@に変えて送信)
TEL:080-5440-7204(田内)
●広報チラシ:下記のPDFをダウンロードし、プリントアウト&配布してください
A4版チラシ/A3版チラシ
●中継:下記のチャンネルでUstream生中継を予定
http://www.ustream.tv/channel/side-b-cafe
●備考:なるだけご来場の際に以下の支援物資・義援金をご持参ください。
飲料水なら、未開封のペットボトル1本でも構いません。
石巻で被災者を支援してるNPO法人フェアトレード東北に寄付します【急募中の支援物資リスト】☆水 →大量に!(※ペットボトル可)
☆コピー用紙(A4他) →主に支援活動に使用します
☆マスク・軍手 →被災地では沿岸部でとくにヘドロの異臭がすごいです
☆軽トラック →借りている車を急きょ返却することに…
☆スクーター(カブ) →車が流された。買う金もない。買い物にも遠くて行けない
☆おかずになる缶詰・レトルト食品 →大量に!
☆自転車(中古不可) →大きい避難所にしか物資として来ない
(※被災地はアスファルトが陥没し、水たまりやぬかるんだ泥の多い道も多く、悪路です。
ただでさえ怪我しかねないので、中古はご遠慮ください)☆新品or中古パソコン(2007年以降の製品) →津波で流された。どこからも情報が入らない
☆乾電池(単1・単2・単3) →大量に!
☆テレビ(2007年以降の製品) →避難所によっては情報が入らないところもあります
☆テント(中古不可)→避難所にいづらいので出たい
☆懐中電灯・ランタン(LED、新品のみ) →100~1000個必要
☆寝袋(新品のみ・大人用) →テントといっしょに使います
☆蚊帳(中古不可) →8畳・10畳用を16個以上~。
(※津波で家が流され、ドアの壊れた納屋などで寝泊まりしてます)☆デジカメ →被災証明を取ろうにも、カメラも流された
☆Tシャツ(中古不可) →大量に!
☆冷蔵庫・冷凍ボックス(2007年以降の製品) →食糧が二日分届いても食べ残してしまう
☆インバーター発電機(中古不可) →大量に!
(※車しか残ってないのに避難所も「21日で出ていけ」と言われてます。
インバーターがあれば携帯の充電も、PCも、髭剃りも使えます)☆ガスボンベ →カセットコンロ用ボンベ。大量に!
(※都市ガスの復旧のめどが一切たってません。市内の商店も品薄)☆常温でも日持ちする食糧 →野菜・果物(にんじん、じゃがいも、りんご、みかんなど)
☆その他の食品、野菜ジュース、お菓子、調味料等(※生ものは不可) →大量に募集
(※なお、支援物資は日によって変わることがあります。最新情報は
このブログまで)
被災地では、「東京発、全国行き」のマスメディアが報じなくなった危機的状況が続いてます。
大企業が提供する支援物資は役所や大きなNGOなどで止まり、緊急に物資が必要な避難所を日に日に発見している小さなNPOには届いていないため、「死ぬか生きるか」にある切迫した状況にある避難民を救えずに歯がゆい思いをしています。
「人間力大賞」も受賞した社会起業家であるNPO法人フェアトレード東北の代表理事・
布施龍一さん(※下の画像)は、こんなメッセージをtwitterやブログから発信しています。

「旧市内までは、様々な著名人、芸能人が来ていただいていますが、
旧牡鹿町には誰も行ってはくれませんでした。
東京の坂東さん、石原さんからのご紹介で、ラモス瑠偉さんがTVなどで
取り上げられている避難所ではなく、本当に孤立している場所に行き、
みんなに元気を出してもらいたい。
うちの団体では、
常時、ボランティアの方を募集しています。
着替えだけ持って来ていただければOKです。
ボランティア保険はご自身でお願いします。配給の手伝い、おばあちゃんの
話し相手、夕食準備などなので、女性の方をメインで募集いたします。
また、
ゴールデンウィークにボランティアに来ていただけれる方を広く募集いたします。
1日2食、寝床完備。よろしくお願いいたします」
フェアトレード東北の連絡先は、下記の通り。
〒986-0861
宮城県石巻市蛇田字下中埣14-1 NPO法人 フェアトレード東北
TEL&FAX:0225-94-6883
info@si-tohoku.com 上記の支援物資を「寄贈品」と明記の上、フェアトレード東北まで郵送してください。
また、寄付金も集めています。
支援活動には、避難所までの車の燃費など莫大な費用がかかっていますが、ボランティアとは事実上、自分の財布からお金を持ち出している活動なので、団体がそれを賄えるようにするには、現時点では寄付が頼りです。
【フェアトレード東北への寄付】
☆石巻信用金庫 向陽支店(コウヨウシテン)
普通預金 6212877 布施龍一(フセ リュウイチ)
☆岩手銀行 石巻支店 普通預金 2009220
特定非営利活動法人フェアトレード東北代表理事 布施龍一
石巻信用金庫は布施さん個人の名義ですが、事実上、フェアトレード東北の日々の支援活動に使われます。布施さんによると、「岩手銀行はフェアトレード東北の事務所から遠いので、信用金庫をお使いください」とのこと。
地元をよく知り、きめ細かな支援・調査を進めている彼らを支援すれば、避難所の被災者に対する支援活動が継続・拡大できます。これは、赤十字や自治体など他の多くの寄付や義援金よりも即効性があり、被災者を直接支援できる方法です。
1000円だけでも、十分ありがたいです。
ネットバンキングで振り込まれたお金は、現在困窮している避難所までの車の燃費代、ボランティアのみなさんの食事代、上記の支援物資の購入代、事務用品費などに、即日活用されます。
【あなたの街でも報告会を!】
以上のように
「被災地の現状報告会+支援物資の調達」をワンセットにしたイベントを全国各地で緊急に開催し、招いていただきたいです。
千葉・東京・埼玉・神奈川なら、往復交通費を含めて3万円から引き受けます。
1人1000円の入場料を徴収すれば、30名以上集めれば、赤字になりません。
それ以外のエリアでも、往復交通費+3万円以上で承ります(※広報にも協力します)。
当方(今一生)の最寄り駅は、内房線の五井駅です。
Yahoo!路線検索で往復交通費をお見積りの上、今一生(
conisshow@gmail.com)までお気軽にお問い合わせください。
なお、通常の今一生への講演依頼については、
このページをご参照ください。
被災地支援に関する最新情報を提供している今一生のtwitterアカウントは、
@conisshowです。
また、被災地支援については下記のリンクもご参照ください。
□
「東北産」を選んで買って、被災者を元気に!(※買えば買うほど被災者が助かります)
□
遠方から被災者を直接支援する方法(※現地のNPOにお知らせください)
(4月11日に撮影された石巻市南光町周辺。門脇小学校は3日間も燃え続け、マイホームや社屋、小学校の門前はあとかたもなく流されてしまった。震災日から1ヶ月も経つのに「グラウンドゼロ」状態のまま放置されている海沿いのエリアでは、津波が運んだヘドロの異臭が一面に充満し、マスクなしでは目とのどがやられてしまう)【取材・報道のスポンサー募集!】 石巻市に限らず、岩手・福島・茨城にも取材&支援活動に行きたいと考えています。
しかし、取材には2泊3日の行程でレンタカー代なども含めて10万円程度の経費がかかります。
スポンサーになっていただける企業・個人の方がいらっしゃいましたら、今一生までお早めにメール(
conisshow@gmail.com)をください。
共感していただけましたら、この記事の下にある「ツィートする」や「いいね!」をクリックし、より多くの方々に広めていただけるとうれしいです。
そのちょっとした行動だけでも、被災者を支援したい人が増え、被災者が助かりますから…
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