連日のように補導される児童虐待の事件。
テレビ画面に流れる、痛ましい子どもの傷。
僕らはあまりにも「児童虐待」という言葉に慣れ、そこにある深刻さから目をそらすことことが条件反射になってしまってはいないでしょうか?
そこで、もっとカジュアルに児童虐待に関心を持ち、同時に児童虐待を止めたり、虐待された子の将来を救う活動を支援できる方法はないだろうか、と考えました。
児童福祉の専門家や研究者ではなく、「ふつうの市民」として無理なく参加できる「児童虐待STOP!アクション」を考えるうち、僕はとりあえず、専用サイトを作ろうと思い立ち、
「★児童虐待STOP! プロジェクト」というホームページを立ち上げました。
そして、
「日本の児童虐待の現実」を紹介し、
「児童虐待の基礎知識」を共有し、
「あなたも虐待を止められる!」というページも設けました。
それだけでなく、アートスト・クリエイターの力を結集するために、
「虐待をなくすアート・アクション」として、演劇・音楽・美術・書道など多くのジャンルで活躍するアーチストたちに活動への参加を呼びかけました。
また、児童虐待の予防や被虐待児童のケアという活動には、莫大なコストがかかりますから、
「企業・経営者も子どもを救える」というページも設けました。
今後は、実際にアーチストに対して個別に呼びかけを行い、作品制作を通じて、たとえば商品化の際に売り上げの一部を児童虐待防止活動へ寄付してもらうなど、「アートの力」が存分に社会貢献になる仕組みを増やしていきたいと考えています。
ちなみに、僕が理事として所属する福岡の
一般社団法人ストリート・プロジェクト(略称ストプロ)では、親からの虐待や貧困などの事情で親元で暮らせなかったり、親元では生きずらい中卒や高校中退の若者たちに対して、進学のための
学習のチャンスを無料で提供したり、そういう「さまよえる10代」が安心して暮らせる
ゲストハウスを準備したり、そういう当事者が僕らの活動に気づき、いつでも相談してこれるようにするためのオープン・イベント
「前向きぶっちぎりトークライブ」を隔月で開催しています。
そして、こうした活動にはさまざまな経費がかかります。
打ち合わせをすれば、打ち合わせ場所から自宅の間の往復交通費。
長引けば、外食飲食費。
イベントの広報チラシを作れば、印刷費。
それをいろんな場所に配布すれば、電車賃やバス代。
ゲストハウスを運営しようと思えば、借り賃にリフォーム代。
無料の塾をやれば、講師の交通費・人件費など…。
こうした活動経費がかさんでいけば、個人出費が高じて、活動に関わる人すべてが貧乏になってしまいます。
活動するスタッフには、家庭では子育てや恋愛など、生活がありますから、完全にボランティアでやろうとすれば、それは赤字を抱え続けるのと同じなんですね。
それでは、活動を継続してやっていくのが難しくなります。
そこでストプロでは、古本やCD/DVDを皆さまから寄付してもらい、それらをネット古書店に買い取っていただいたお金を活動経費に充当させたいと考えました。
それが、
「ストプロ★寄付本プロジェクト」です。

冒頭のロゴや動画は、友人がボランティアで作ってくれました。
これも、「アートの力」を社会貢献に活かす一つでしょう。
ストプロでは、こうしたアーチスト・クリエイターの力を存分に活かせる仕組みを今後も作っていきます。
また、地元・福岡でも、ストプロと協働し、社会貢献になるビジネスを手掛けたい
若者も募集しています。
福岡に住みながら、本気で楽しく面白い社会貢献ビジネスを実践から学びたい学生・フリーターなどの若い人材がいましたら、ぜひ僕までご紹介ください。
conisshow@gmail.com(今一生)
なお、2月26-27日には、福岡で講演します。
ぜひ、見に来てくれると嬉しいです。
詳細は、近くなったら発表しますね。
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