不肖・今一生、1999年から千葉の片田舎にひとり暮らしをしながら、相変わらずお金にならないことばかり考えてます。
ま、そろそろ、それも終わりにしようと思ってますが、ここ1ヶ月あたりの動きの中に僕の今後の活動を方向づけるものがあると思うので、整理しておこうかしら、と。
★社会起業支援サミット終了、その後 2008年に早稲田大学・大隈講堂で始めた社会起業を広報支援するイベント『社会起業支援サミット』は、翌2009年には全国27都道府県にまで拡大し、2010年10月3日には国内5団体&海外4団体の社会起業家を招きました。
毎年、経費0円で1箇所に300人を集めるソーシャルイベントとして回を重ねてきましたが、社会起業家についての著書が増え、ネット上にも社会起業ニュースが増殖している昨今の状況をふまえれば、これ以上、ボランティアベースで広報を支援する必要はないと判断し、大型イベントしての役割は終えたと考えます。
そこで次からは、たとえば、僕と社会起業家が1対1で深い話をするような番組を「Ustream配信+ライブイベント」として毎週作れるようなビジネスモデルを構築していこうかなと考えています。
もちろん、テレビやラジオでできればベストなんですが、マスメディアには世界中で進んでいる社会起業の動きを知っている人はほとんどいません。
だからといって、日本のメディアのガラパゴス化を嘆いても仕方がありません。
自分でなんとか良い形で番組を作り、鉄板の収益モデルを作った上で、新たに社会起業を掘り下げてわかりやすく市民に伝えていけるチャンスを築いていこうと思ってます。
これについては、詳細が決まり次第、ご覧のブログでもお知らせします。
★Yahoo!ボランティアへの「勝手広告」的提案と、社会起業マンガの原作執筆 社会起業(ソーシャルビジネス)を考える上で、ネット上での広報は今日では極めて重要です。
しかも、既にアクセスを稼いでいるwebsiteでの広報展開は爆発的な威力を発揮します。
ところが、ネットメディアでもきちんと社会起業について伝えているサイトはまれです。
そこで、日本の検索エンジンとしてポピュラーなYahoo! Japanにある「Yahoo!ボランティア」をてこにして、社会起業に対する認知拡大を一気に進められないかなと考え、「勝手広告」のような提案書を作りました。
それが、
これです。
(※クレジット名にはもう一人の名前もありますが、まだ僕の個人的な企画書です)
書かれている内容はとても壮大なものですが、ソーシャルビジネスの発想で仕事が出来る人はほとんどいないので、公表しても大丈夫でしょう。
これは、Yahoo! Japanに1円も出させなくても、日本に社会起業や社会貢献を根付かせられる画期的な企画書ですが、僕や僕の周囲の才人たちなしには成立しないので、公表は恐れませんし、たとえ他の人がパクッてくれたところで、きちんとこの企画書通りに事が進めば、むしろ「どうぞどうぞ」という思いです。
いずれ、本当にYahoo! Japanにこの企画書をぶつけてみたいと思います。
日本のネットメディアの代表としてのプライドに賭けて、この企画に萌えてくれるといいのですが…。
こうした夢のある企画書を書く一方、2年越しでマンガ週刊誌の編集者とやりとりし、社会起業をテーマにしたマンガの原作を書いてはプレゼンを繰り返しています。
ビジネスジャンプなんて、「ノンフィクションはちょっと…」なんて若い編集者が言ってましたが、結局は『世界で大自慢したい日本の会社』なんてシリーズ連載が始まりましたね。
もっとも、それを読んでみると内容が薄くて、ビジネスモデルや収益の数字さえ出てこないという浪花節に終始していて、編集者の力量のほどが知れるものでしたが…。
よっぽど、ヤングジャンプで大ヒット連載中の『新サラリーマン金太郎』で、金太郎が出版社を改革していく話の方が面白いです。
僕も、虚構の社会起業家を主人公にしたダイナミックな社会起業支援ストーリーを書いてみたいと奮闘中です。
ちなみに、先日は共同通信社からの依頼で、全国の地方紙に配信される書評を書きました。
それまでの執筆者が誰もマンガを評してなかったそうなので、僕が初めて金太郎について書きました。
コレです。
★授乳服の「モーハウス」と僕 5年ほど前から取材を続け、仲良くさせてもらっている社会起業家の一つに、授乳服の製造・販売などを通じて出産後の女性が自分らしく生きられるようにしているモーハウスがあります。
今年、モーハウスは「授乳服を媒体としたデザインによるソーシャルアクション」として授乳服への高い評価を獲得し、財団法人日本産業デザイン復興会が主催する「2010年度グッドデザイン賞」を受賞しました。
モーハウスでは寄付つき商品である『授乳十二体図絵てぬぐひ』の売上の一部を原資とする「モーハウス基金」を立ち上げましたが、先日、僕も選考委員の一人として招かれ、他3名の女性選考委員に混じって4団体と助成額を決めました。
「モーハウス基金」については、追ってモーハウスの公式サイトで発表があると思います。
その際、僕はアメリカから帰ってこられたモーハウス代表・光畑由佳さんからおみやげをいただきました。

これはエドワード・ゴーレイのタロットカードで、下記の図案を見てもらえばわかるように、皮肉とペシミスティックな暗示しか出さないというエスプリの利いた「非・占い」的な洒落たアイテムなんですね。



「なるほど、光畑さんらしい」と思えるほど、モーハウスさんとは仲良くさせてもらっていて、基金の選考でもびっくりするほど4人の選考委員の選考基準に争いがなかったんですね。
僕は独身で、子どももいませんし、当然子育て経験もありません。
でも、地に足の着いたソーシャル・イノベーションを考えるうえで、赤ちゃんや子育てをめぐる問題は無視できないものとなっています。
自分とはかけ離れた境遇の人間の生活と人生を思えること。
これはソーシャル・イノベーションを発想する基礎の一つです。
実際、僕は自分とはまったく違う境遇のモーハウスのママさんスタッフや赤ちゃんの笑顔に癒されてます。
そこから生まれてくる新鮮な感動や発想の中に、豊かなものがあるんですね。
でも、当事者にならない限り当事者性を想像できないまま、ステークホルダーの豊かさに気づかず、自ら市場を小さく見積もって商売下手になっている若い社会起業家も少なくないのです。
★Papa Rock! (パパロック)というソーシャルアクション 実はこの週末は、「Papa Rock!」というアイデアを思いついて、一人で盛り上がってます。
もちろん、一人で盛り上がっていても仕方が無いので、
公式サイトや
mixiコミュニティも作りました。
Papa Rock!とは、パパが赤ちゃんと一緒に意外な場所を背景にして写真を撮り、それをネット上に公開して「わが子が育つ未来」をみんなに考えてもらうチャンスを作り出すカジュアルなソーシャル・アクションです。
詳細は公式サイトをご覧いただくとして、このコンセプトを今後、雑誌などで展開していこうと考えてます。
理想を言えば、イクメンたちの愛読雑誌『FQ Japan』で連載したいところですが、編集部にメールを何度か送ったものの、一度も返事がないので電話していいものやら、思案中なのです。
ま、いろんな雑誌や新聞で「Papa Rock!」を呼びかける記事を執筆してみようと思います。
乞う、ご期待!
ちなみに、「Papa Rock!」は私淑するファザーリング・ジャパンの代表理事・安藤哲也さんがブログにも書いていた言葉ですが、「ファザーリング=Papa Rock!」では具体的なアクションがいまいち見えません。
そこで、僕は前述のように「パパ+赤ちゃん」×写真撮影×ネットにアップという一連のアクションに限定し、「Papa Rock!」を定義し直しました。
パパの子育てはすべて、社会変革につながるロックそのものです。
仕事も子育ても、実は同じだけ価値のある社会的な営みなんです。
それなら、もっと楽しくやろうじゃありませんか!
こんな僕と一緒に組んで、ソーシャルなお仕事をしたいという方からの連絡を歓迎します。
講演・ソーシャルビジネスコンサル・連載記事・番組制作など、なんでもござれ!
お気軽に声をかけてくださいな。
conisshow@gmail.com
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