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■ビートルズの名曲を日本語で歌えるように訳してみた (9)


 「ビートルズの名曲を日本語で歌えるように訳してみた」の第9弾です。
(※これまでのすべてのオリジナル訳詩と僕自身が歌ってる音源のリストは、コチラ


 では、『You Never Gime Me your Money』から。

 これは日産の車のTVCMに使われたけど、景気の良くない歌詞なので、どれだけ広告効果で売れたか、検証してみるのも面白いかもしれません。

 アップルといえば、今はスマホの会社だけど、60年代当時はビートルズのレコード会社として有名で、その株が譲渡されて、クサってたからこういう曲を書いたという背景があったんだそうな。

 もっとも、歌いだしのメロウな印象は、余裕ぶっこいてる感じがして、皮肉交じりな演出ですな。




金ならもう無い (作詞・レノン=マッカートニー/訳詩・今一生)


「やる金はもう、ねぇよ」
お前は契約書だけ
見せるたびに もめごとで
ぶっ倒れちまう

お前の分け前は
曲じゃなくストレスだけ
いつまでも付き 合ってたら
ぶっ倒れちまう

大卒 なのに
家賃すら 払えない
お先真っ暗 なんだね

月曜日の朝には
クビにされた奴らが
あてもなく会社に来る

でも、騙された
気がする
どこにも行かなくて
いいはず なのにさ…

甘いかな
涙拭いて カバンもってさ
すぐに僕ら
リムジンで逃げちゃうなんて

やっちゃったよ ついに 今日ね
マジで 今日さ
ホントさ ほらね

1, 2, 3, 4, 5, 6, 7
良い子はみんな天国へ



 次は、『Yellow Submarine』。
 この歌の訳詩を作るのは、非常に勇気が要りました。

 だって、あの名アレンジ『イエローサブマリン音頭』の訳詩は、「はっぴぃえんど」のドラマー出身の作詞家・松本隆さんなんですから。
 しかも、松本先生、僕のtwitterをフォローしてくれてるので、いやはや全身から汗が出てきそう。

 それでも、原詩に忠実に意味を訳すと面白いことがわかってきて、たとえばなぜ「黄色い潜水艦」なのかという色の意味を考えると、「臆病な」とか「嫉妬深い」というニュアンスがYellowという言葉自体にあるんですね。

 しかも、「緑の海」のGreenには「若い」「成熟してない」という無垢な意味が込められてるのを知ると、この歌はまるで「宇宙船地球号」のようなイメージを先取りしていたように聞こえるのです。

 もちろん、日本語でビートルズを知らない日本人だけに新曲として聞かせるなら、『イエローサブマリン音頭』の歌詞のままで十分素晴らしいんですが、原詩の意味に忠実に訳すと、ニュアンスが異なってきてしまうんですね。

 なにしろ「ほしいもの全部ある」状態が幻であることは前提の上で、そんな理想郷はどこにもない(だからいがみ合うんだろ?)という皮肉が込められている歌を、「楽な暮らしさ」と脳天気に歌ってしまうと、いくらポール・マッカートニーが訳詩を認めたとしても、ジョン・レノンが「それ違うから」と天国からツッコミを入れるような気もします。

 この歌の曲間では、わざわざ「観ろ、敵艦だ。撃て!」というナレーションが入っていることを思えば、この歌は「友達じゃなくても平和に生きようぜ」という主張が込められてると解釈するのが正解のはずなんですわ。




イエロー・サブマリン (作詞・レノン=マッカートニー/訳詩・今一生)


俺のふるさとの 船乗りが言うことにゃ
暮らしはいつも 潜水艦の中さ

波の下から きれいな海へ
上昇よーそろー 潜水艦の国さ

みんな 仲良くしてる イエロー・サブマリン イエロー・サブマリン
黄色い 船に乗って イエロー・サブマリン イエロー・サブマリン

友だちじゃない 連中に囲まれ
彼らの演奏…

みんな 仲良くしてる イエロー・サブマリン イエロー・サブマリン
黄色い 船に乗って イエロー・サブマリン イエロー・サブマリン

誰もが のほほん ほしいもの全部あるし
空は青いよ ほら 海もきれいだ

みんな 仲良くしてる イエロー・サブマリン イエロー・サブマリン
黄色い 船に乗って イエロー・サブマリン イエロー・サブマリン

みんな 仲良くしてる イエロー・サブマリン イエロー・サブマリン
黄色い 船に乗って イエロー・サブマリン イエロー・サブマリン



 次は、『And I Love Her』。

 これも、訳すのが非常に緊張した曲です。
 だって、HISで忌野清志郎さんが「意訳」で訳してるんだもの。

 それは、坂本冬美さんが歌うのを前提に、女心を歌ったもの。
 タイトルは、ズバリ『アンド・アイ・ラブ・ハー』です。
 キヨシローさんのはまるっきり原詩を飛び越え、ほとんどオリジナルですね。 

 歌詞の中身は極めて単純。
 でも、僕の訳詩の方針は、あくまでも「原詩の意味をそのまま伝える」を基本としているので、直訳に近い形にあえてしました。





彼女に首ったけ (作詞・ポール・マッカートニー/訳詩・今一生)


首ったけさ 彼女に
きみも見たら
きっと惚れちゃう
愛してる

彼女だって
僕のことを
やさしいキスで 包んでる
愛してる

この愛は 死なない
一緒にいるかぎり

空に星が あるかぎり
僕らの愛も 死なないさ
愛してる

空に星が あるかぎり
僕らの愛も 死なないさ
愛してる



 次は、『Honey Pie』です。
 この曲の歌い出しには、主人公の男が惚れた女性が「イギリスの北部で働いていた」という説明があります。

 この歌が作られた60年代当時なら、福祉政策で経済沈滞のイギリスが世界の人にとっては「貧しい」というイメージで了解され、イギリスの「北部」はそのダメージをさらに受けていたことも伝わったでしょう。

 でも、その趣旨を知らない後世の人に向けて歌の趣旨を伝えるなら、「田舎育ち」ゆえの貧しさからアメリカで成功を夢見た少女という設定を浮き彫りにしたいと思い、翻案しました。

 ハリウッドでの成功なので、「ハリウッドソング」というフレーズも原詩にはありますが、わかりやすく「売れた歌」と訳してみました。
 まぁ、金持ちになった女に「帰ってきてくれ」と頼みこむ、哀れな男の歌です。




ハニー・パイ (作詞・ポール・マッカートニー/訳詩・今一生)


田舎育ち 貧しかった
彼女はアメリカで 大成功
僕の話を
聞・い・て・く・れ

ハニー・パイ こんなに愛してる
怠け者の僕の 元へ戻って
おお、ハニー・パイ 哀れに思うなら
きみの売れた歌で 魔法かけてくれ

銀幕のスターになったきみ
もう 会うだけで膝が笑っちゃう

おお、ハニー・パイ ずっと愛してる
大西洋を渡って
僕らのふるさとへ
ハニー・パイ 帰ってくれ

彼女を遠く飛ばした
風よ 僕の元へ戻しておくれ

to to to…
ハニー・パイ 狂おしいほど好き
怠け者の僕の
元へ戻って

どうか戻って ハニー・パイ
ハニー・パイ ハニー・パイ…



 次は、『Girl』。

 メロディは単純なのに、歌ってる内容は複雑ですねぇ。
 これは60年代の「ツンデレ」ともいえるかもしれません。

 僕もこういう女子と付き合っていたことがあって、もう狂おしさ満載w
 こんな複雑な気持ちを歌っていた曲だったとは、意外や意外。
 大発見でした!

 邦題は『良い娘なんだけどさ…』ぐらいがちょうどいいのかもしれませんが、ビートルズの楽曲のタイトルで一番短いものだということを考慮し、「ガール」にしました。





ガール (作詞・レノン=マッカートニー/訳詩・今一生)


僕の話を聞いておくれ
飛び込んできた娘(こ)がね
きみを気の毒にさせるほどに
とびきりの良い娘(こ)でさ
おお ガール ガール ガール ガール

何度も別れようとしたけど
戻ってきては泣き
「この世界全部あげる」なんて言う
彼女を裏切れない
おお ガール ガール ガール ガール

友だちの前じゃ遠ざけられて弱る
「きれいだ」なんて言っても当然のように
ふる まう 娘(こ)なのさ
ガール ガール ガール ガール

痛みは喜びになるなんて
教わってきたのかな
男が安らぎを得たいなら
しゃにむに働けと?
おお ガール ガール ガール ガール
おお ガール ガール…



 次は、『Eight Days A Week』。

 すごく単純な歌なので、訳すとちょっと恥ずかしい直訳っぽくなってしまうんですが、シンプルさを活かしたいと思い、そのままにしました。
 まぁ、ポールが詩も曲も作ると、こんな甘い感じのストレートなラブソングになってしまうってことですな。





8 デイズ・ア・ウィーク (作詞・ポール・マッカートニー/訳詩・今一生)


きみの愛が ほしいんだよ
きみが僕を 求めるように
抱き しめて 愛し 合おうよ
週8日(ようか)でも 愛せるさ

いつも毎日 愛してる
たった一つ 僕の愛
抱き しめて 愛し 合おうよ
週8日(ようか)でも 愛せるさ

週8日(ようか) 愛してる
週8日(ようか) それじゃ足りないかい?

きみの愛が ほしいんだよ
きみが僕を 求めるように
抱き しめて 愛し 合おうよ
週8日(ようか)でも愛せるさ

週8日(ようか) 愛してる
週8日(ようか) それじゃ足りないかい?

いつも毎日 愛してる
たった一つ 僕の愛
抱き しめて 愛し 合おうよ
週8日(ようか)でも 愛せるさ

エイト・デイズ・ア・ウィーク
エイト・デイズ・ア・ウィーク


 今回の最後は、『I Feel Fine』。

 内容は単純なんですが、原詩の文意をそのまま日本語に置き換える方針で直訳だけにすると味気無さが出て詩情を損なうので、「恋に落ちて良い気分」というサビの部分は、「ときめきで死にそうさ」と言い換えてみました。




ときめきで死にそうさ (作詞・ジョン・レノン/訳詩・今一生)


「幸せよ」なんて
僕の顔見て言う彼女
ドキドキで死にそうさ

「いつもあなたの
ものなのよ」なんて言う彼女
ドキドキで死にそうさ

僕らはうれしくて
彼女は自慢してる

「ダイヤのリングだって
彼は何だってくれる人よ」
ドキドキで死にそうさ

「いつもあなたの
ものなのよ」なんて言う彼女
ドキドキで死にそうさ

僕らはうれしくて
彼女は自慢してる

「ダイヤのリングだって
彼は何だってくれる人よ」
ときめきで死にそうさ

ときめきで死にそうさ



 では、次回の更新をお楽しみに。
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