All Entries |  Monthly Archives |  Tag Cloud |  New entry |  Up load | 

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

■ビートルズの名曲を日本語で歌えるように訳してみた (7)


 「ビートルズの名曲を日本語で歌えるように訳してみた」の第7弾です。
(※これまでのすべてのオリジナル訳詩と僕自身が歌ってる音源のリストは、コチラ


 では、『Maxwell's Silver Hammer』から。
 日本語で歌えるように訳してみると、マックスウェル自身がハンマーで誰かを殺したわけではなく、彼のハンマーが突然落ちてきたというニュアンスがわかってきました。

 マックスウェルがあげたか、作って売ったかわからないけど、彼の名前のついたハンマーがいろんなところにあって、それが落ちてきたことで人が次々に死んでしまうという、とても不吉な内容なのに、ほのぼのとした明るいメロディなんですよ。

 マザーグースのような残酷な言葉選びと、主語をはっきりさせる英語だからこそハンマー自体を主語にする表現で、このハンマーを「運命」の皮肉さを象徴するものとして描き出してるように思います。




マックスウェルの銀のハンマー (作詞・ジョン・レノン/訳詩・今一生)


疑り深いジョアンはトンデモ科学好き
ゆうべ も試験管と徹夜した
薬学専攻のマックスウェル・エジソンは彼女に電話
「きみを映画館に連れ出して いいかい?」
でも 出かけるとき 誰か来た
バン! バン! マックスウェルの銀のハンマー
脳天直撃
カン! カン! マックスウェルの銀のハンマー
彼女は即死

学校へ戻った マックスウェルは懲りずに バカ騒ぎ
いつも悩まされてる先生は
クラスのみんなが帰った後に50回
「もうしません」だなんて 書かせたけれど
後ろ姿を 見せた時
バン! バン! マックスウェルの銀のハンマー
脳天直撃
カン! カン! マックスウェルの銀のハンマー
彼女は即死

警察官は「ひどい奴を捕まえました」と
マックスウェル 一人で証言 絵に描きながら
ローズとバレリーは傍聴席で叫んだよ
「マックスウェルは無実だから 釈放して!」
でも 判事が「有罪」 と言った途端
バン! バン! マックスウェルの銀のハンマー
脳天直撃
カン! カン! マックスウェルの銀のハンマー
判事は即死

銀のハンマー
誰のもの?



 次は、『She's Leaving Home』。
 これは家出娘の歌だとわかります。

 ( )内の言葉は、新聞記事から引用した歌詞だそうです。
 1960年代当時から、家出は社会問題だったようですね。

 もっとも、子どもが家出する理由はさまざまですが、間違った親心が普遍的な一因であることを、この歌は指摘してるような気がします。





彼女が家を出る理由 (作詞・ジョン・レノン/訳詩・今一生)


「もっと話した かった」と 書きの こし
忍び足で ベッドルームを
抜け出した 少女は もう
勝手 口まで そっと降りてく
ドアを 開ければ 縛る
者は もういないのさ
She (私らのすべて)
Is leaving (お前に与えて)
home (なんでも買ってあ げたのに)
ずっと さみし かった 家を 出るよ

父がいび きを かいてる頃
母は 娘の 手紙
読んだ まま うごけない
そ して泣きながら 夫に叫ぶ
「あの子が家出したの
なんでこんな仕打ちを…」
She (この身を捨てても)
Is leaving (したいようにさせて)
home (苦労して育てたのに)
ずっと さみし かった 家を 出るよ

遠い町 で少女は待っている
金曜日の 朝9時に
車売りの男を
She (何が悪かったの?)
Is having(わからないまま)
Fun(買えないものがあるの?)
いつも 否定 されてきたんだ からね
もう自 由さ 
(バイ・バイ…)



 次は、村上春樹さんの小説『ノルウェイの森』や同題の映画でも若い世代に有名になった『Norwegian Wood』。

 日本語に訳すと、「ノルウェイの森」ではなく、「ノルウェイ産の木」である方が正しいと気づきました。
 この誤解は、歌詞の内容が幻想的なので、森に迷って幻覚を見た男の話だろうから「森」でいいんだと解釈した人が作ったものでしょう。

 最後にその木に火をつけるというあたりが、鳥=彼女という比喩とあいまって、なおさら「森」という訳をつけたくなるんでしょうが、それだと森全体に火を放ったことになり、そもそも「森」なら別の英語(woodsやForestなど)を使うはずなので、無理があるんですね。

 むしろ、「自分をないがしろにした女には、部屋を燃やすぐらいのイタズラをしちゃえ!」というウィットとして意味をくんだ方が、英国人らしい皮肉を歌詞によく使うビートルズらしいと僕は思うのです。





ノルウェイの木 (作詞・レノン=マッカートニー/訳詩・今一生)


誘われるように 彼女の部屋に来た
ステキでしょ ノルウェイ産の 木の部屋
「泊まっていってね さぁ座って」
でもイスなんて どこにもないよ

カーペットで ワインを 飲んでると
「もう2時だわ おやすみの時間よ」

「朝から仕事」と 笑う 彼女
僕は 風呂場へ 逃げ出したのさ

目が覚めると 鳥は消え
僕一人
部屋に火を つけたよ
良い 眺めだろ?



 次は、『You Won't See Me』です。
 明るいメロディなのに、かなりせつないラブソングでした。

 ビートルズの曲は、メロディとは裏腹に暗い歌詞を載せるという倒錯的な表現が少なからずあるので、この曲を訳さないまま、単純なラブソングだと勘違いして明るく歌ってしまうと、歌が伝えたかったことを間違って伝えることになりそうです。

 自分の気持ちをつきあっていた恋人に伝えるには、まず会わなければ始まらない。
 そんな、メールもケータイもなかった時代のせつなさとも言えるでしょうね。




もう僕に会いたくないんだね (作詞・ジョン・レノン/訳詩・今一生)


電話 しても 話し中
子ども じみた 真似 なんて
やっと できた 時間 なのに
おちつ かないよ
もう 僕とは
会いたくない?

なんで 隠れ たがるんだい?
僕は きみに お手上げさ
別れ を言う しかないのか?
いやそれ もムリ
けど 会いたく
ないんだろう?

きみは 話も 聞いてくれないね
不満ぐ らい 教えてほしいのに

毎晩 僕は 泣いてるよ
まるで じいさん になったよう
きみが いない それだけで
踏み出 せない
けど 会いたく
ないんだろう?

きみは 話も 聞いてくれないね
不満ぐ らい 教えてほしいのに

毎晩 僕は 泣いてるよ
まるで じいさん になったよう
きみが いない それだけで
踏み出 せない
けど 会いたく
ないんだろう?


 次は、『Taxman』。
 税金の徴収係が、とんでもなく重い税を市民に要求し、その使い道さえ教えないという恐ろしい状況をシリアスに描いている歌です。
 日本人も、これぐらい税金について敏感に反応し、ロックで歌ってほしいものです。





徴税係 (作詞・ジョージ・ハリスン/訳詩・今一生)


私が19で あなたは1です
税金の 恩恵を受ける率
5%じゃ少ない? 無一文よりマシ
私はただの政府の代理人

ドライブなら交通税 座るだけでも課税
寒い日は暖房税 歩くなら通行税
こっちへ

税務課の 役人ですから

使い道は聞かないで
(ハハッー ウィルスンさん)
質問税になります
(ハハッー ヒース氏も)
しっかりと いただきますよ

ご遺体の目に置いたコイン
申告対象です
葬儀でも お忘れなきよう

私のため 働いて…



 最後は、日本でも60年代当時に大ヒットした『She Loves you』。
 単純に男の友人に「おまえ、ふられたわけじゃないからヨリを戻せよ。彼女はまんざらじゃないぜ」と励ます歌です。

 彼女とケンカして「男のプライド」で謝れずにいる友人に、そんなちっぽけなプライドなんて捨ててしまえ、彼女はまだお前のことが好きなんだぜと説いてる内容なんですが、そのあたりに英国人のガンコさがほのみえますなぁ。
 まぁ、日本人も他人事ではありませんわ。




彼女はきみを愛してるんだよ (作詞・ジョン・レノン/訳詩・今一生)


She loves you,yeah! Yeah! Yeah!
She loves you,yeah! Yeah! Yeah!
She loves you,yeah! Yeah! Yeah!

ふられたなんて きみのカン違いさ
いま彼女は きみのことばかり
思ってる そう伝えてと
言われたよ マジな話さ

傷つけられ おかしくなりそうよ
でも彼には 悪気はなかったの
そう彼女 昨日言ってたよ
きみのこと 好きなんだね

She loves you,yeah! Yeah! Yeah!
She loves you,yeah! Yeah! Yeah!
良かったね 安心しなよ

悪かったと 謝ってごらんよ
怖いのかい? あとはきみ次第さ
きみはもう 愛されてるし
素直に なればいいさ

She loves you,yeah! Yeah! Yeah!
She loves you,yeah! Yeah! Yeah!
だいじょうぶ 喜んでくれ
こんなにも 愛されてるし
良かったね ヨリ戻せよ

Yeah! Yeah! Yeah!
Yeah! Yeah! Yeah!



 では、次回の更新をお楽しみに。
(※これまでのすべてのオリジナル訳詩と僕自身が歌ってる音源のリストは、コチラ


 なお、上記の記事の感想は、僕のtwitterアカウントをフォローした上でお気軽にお寄せください。

●ソーシャルデザインや社会貢献の活動や事業を取材してほしい方は、この記事を読んでください。

●このブログで100人以上がtwitterで拡散した最近の記事は、以下の通り。

 ■1週間の入院で僕も考えた ~誰かと共に暮らすために必要な自分の価値
 ■「助けてあげるよ」と言い寄ってこられたら、あなたは?
 ■自殺防止の番組で、自殺したくなくなった?
 ■15歳で文化を仕分けされる日本人



★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

■本の商業出版を考えている個人・法人の方は、こちら(※もうすぐ〆きります)

■会社に雇われない働き方について相談したい方は、こちら

 共感していただけましたら、「ツィート」「いいね!」をポチッと押していただければ…

関連記事
スポンサーサイト
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。