「逃げられない日本人」について書いてみる。
日本への外国人観光客が続々と増えている。
日本文化や日本人に対する良いイメージに煽られている世界の人々が増えているということだろう。

しかし、日本のテレビがさんざん日本に対する外国からの賞賛を紹介するのを見て、日本人のあなたは手放しで喜んでいられるだろうか?
日本は、良いものだけを輸出してきたわけじゃない。
たとえば、ニューヨークの9・11の「自爆テロ」という手法は、かつてテルアビブ事件(自爆テロ)を起こした日本の革命家が中東に伝え、中東のゲリラを刺激したことで起こったという見方を、立花隆さんが9・11の直後に『文藝春秋』で書いていた。
自爆テロは、極左による自爆テロだけではなく、「特攻隊」「人間魚雷」のように戦時中から日本人しかやらなかった攻撃のあり方だ。
日本人の戦い方は自滅的で、クレイジーなのだ。
社会的に追い詰められたら、親子でも、恋人でも、戦士でも、みんな心中という自爆テロを起こしかねない。
しかも、最近ではフクシマという3番目の被爆地を国内に生み出した原発をトルコやインドなどに総理自らが売り込んでいる。
いざ事故を起こしたら日本人が全額賠償責任を負うというのだから、これも心中や自爆テロの精神そのものだ。
「俺も死ぬから、お前も死ね」
それが心中=自爆テロの基本モデルだ。
自分の命を安くすることで、相手の命まで安く扱う。
自分の虚無や無力に居直り、その虚無や無力を満たすために相手を必要とし、その相手を支配しようとする。
これは、心理学では「共依存」という。
恋愛や政治、経済やヤクザ、児童虐待やDVなどまで、すべてこのパワーゲームによる支配構造を強いてくるのが、日本人特有のいやらしさなのだ。
日本という国を他国が面白がって、もっと知ろうとしてくれているのは、ごく最近のことだ。
ここ10~20年間でやっと世界の多くの国のふつうの人々が、日本が地球のどこにあり、どんな暮らしぶりなのかに興味をもってくれた。
だからこそ、僕ら日本人は、自爆テロや心中といった共依存のような忌まわしい文化を反省し、他国と仲良くできるよう、自分の頭で考え、同調圧力に負けないインディペンデントな力強さを内面に身につけることが必要だろうし、それが世界から評価されている本来の日本文化の良さを守っていくことになるだろう。
なぜなら、世界から高評価を得ている日本文化の多くは、原発や広告、政治などではなく、映画・弁当・マンガ・茶道・空手などに代表されるような「職人的な個人技」であり、空気による同調圧力に屈しないところから生まれたものばかりだからだ。
だからこそ、安倍総理や自民党を政治の舞台から消すことのできない日本の貧しい民度を本当に残念に思うし、日本に期待する世界の民間人に対して申し訳なく思う。
それこそ、あえて言うなら、僕ら現代日本人は「恥ずかしいボスを仰いでいる」といえよう。
とても恥ずかしい男をそのまま総理のイスに座らせておくほどバカな国民ではないことを、次期選挙ではきっぱり世界に知らしめよう。
そして、観るべきはオジサン集団の政治ではないと知ろう。
日頃からソーシャルデザインによって民間人こそが政治よりはるかに優れた社会づくりをしている国であることを、日本人自身がもっと知って、僕ら自身を誇らしく感じてほしいと思う。
もう、右だの、左だのと議論してる場合じゃないんだから。
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