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■買えば買うほど、虐待された子を救える本

●『日本一醜い親への手紙 厳選版100通』の刊行について

 『日本一醜い親への手紙』は、親から虐待されて育った人々から公募した手紙を100編選び抜いて編集した本です。

 なぜ、今回この本を復刻するのか(※3部作シリーズの1,2から100本を厳選)。
 それは、子ども虐待が増えているからです。
 全国の児童相談所が受け付けた児童虐待相談の受付件数は、『日本一醜い親への手紙』が初めて出版された1997年(平成9年)当時、5352件でした。

 ところが、2008年(平成20年)には、42.662件(※厚生労働省雇用均等・児童家庭局総務課調べ)。
 この11年間で、実に約8倍も増加したのです。

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 親自身が「自分がしてることは虐待かも…」と認知し、子どもも「自分がされていることは虐待かも…」と気づくために、虐待された当事者からの実例を集めた本書は、その絶好のアイテムになります。
 虐待防止キャンペーンのアイテムとしても有効ですし、学校の「命の授業」にも最適です。

 団体による一括購入をお勧めすると同時に、図書館や学校(図書室・保健室)へ寄贈すれば、今まさに虐待されている子どもを救うことができるかもしれません。
 これは、あなたが今すぐできる簡単な「児童虐待STOPアクション」です!

「手紙の束を読み進むうちに、本当に目がまわってしまった。
 私たちの仕事は常に『事実は小説より奇なり』『現実は想像力を超える』ことの確認である。
 その私にして目が回ってしまったのだから、これはなかなかのものである」
臨床心理士・信田さよ子さん/『日本一醜い親への手紙』初版あとがきより)

「親から自由に、家の外へ、21世紀の合い言葉」
芥川賞作家・村上龍さん/『もう家には帰らない』初版帯文より)

「親が愚かでも醜くても、その結末は彼ら自身に任せておいて、
勇気を持って自己決定の道を切り拓いていく。
 そんな人生の鍵を手に入れた時、過去の不幸は単なる記憶となり、
二度とあなたを苦しめることはできない」
ジャーナリスト・速水由紀子さん/『もう家には帰らない』文庫版解説より)


 児童虐待について「かわいそう」で終わらせるのではなく、市民の誰もが虐待された子のその後の生活を支える仕組みを作るために、この復刻本の印税の一部を彼らが暮らしている自立援助ホームへ寄付することにしました。

 ぜひ、お気軽にご購入し、このプロジェクトにご参加ください!

【内容の一部が動画でわかる購入予約サイト】
http://www.createmedia.co.jp/yoyaku.html


●『パパとママからのラブレター』の刊行について

 子育ては一部の親にとって、簡単ではないのかもしれません。
 しかし、配偶者の男女が出会い、どんな恋愛をし、命の誕生を待ち望んでいた頃の気持ちは、どんな親でも純粋なのではないでしょうか?

 「五体満足であれば、他に何も望まない」と祈りながらわが子の誕生を待ち望んでいた気持ちは、無償の愛のような気がするのです。

 そこで、『日本一~』の復刊と同時に、わが子の誕生までの思いを公募した手紙集『パパとママからのラブレター』も刊行します。
 子育ての中で虐待してしまいがちな親も、わが子を思うやさしい気持ちに戻れる本です。
 同時に、昨今増加している「おめでた婚」の引き出物としても最適です。

【内容の一部が動画でわかる購入予約サイト】
http://www.createmedia.co.jp/yoyaku.html

papamama


●必要以上に木を切らない「ノンカフェブックス」とのコラボ

 今回の2冊の刊行は、小説家・荒木スミシさんが運営する出版レーベル「NON CAFE BOOKS」とのコラボで実現しました。

 ノンカフェブックスは、小ロットの予約注文を先行し、購入予約が集まったところで印刷→製本→配本→振込(後払い)というビジネスモデルを試み、売れ残りを0(ゼロ)にすることで、紙の元になる木を必要以上に切らずに済む出版モデルを採用しています。
 そこで、『日本一~』と『パパとママ~』を企画・編集したCreate Media(今一生)は、ノンカフェブックスの「エコな出版モデル」を支持し、コラボすることにしたのです。

【内容の一部が動画でわかる購入予約サイト】
http://www.createmedia.co.jp/yoyaku.html


●買えば買うほど、被虐待児童が救われるチャリティ商品

 今回、購入予約の受付を始めた『日本一醜い親への手紙 厳選版100通』と、『パパとママからのラブレター 生まれてくれて、ありがとう』の2冊は、印税収入のうちの10%を、NPO法人自立援助ホーム「人力舎」へ寄付します。

 自立援助ホームとは、親から虐待されて家にいられなくなった子どもたちを預かり、民間施設で育てているところです。
 自立援助ホームは全国各地に点在していますが、今回は編集者の今一生が住んでいる千葉県にある君津市の「人力舎」に寄付することにしました。

 全国の自立援助ホームは、2009年度から法改正が行われ、行政からの支援が満足に行き渡らない不透明性があり、どこも財政難に苦しんでいます。

 せっかく親から避難してきたのに、貧乏や低学歴を強いられてしまうなんて、見過ごせません!
 そこで、1か所でも「印税による寄付」のモデルが生まれれば、他の県でも地元出身の作家やミュージシャンなどが「印税による寄付」を始めたり、あるいはNPO側からそういうモデルによる支援をアーチストに対して求められるようにもなるでしょう。

 読者が本を楽しまれるだけで、その収益が一人でも多くの被虐待児童の生活を支え、出版側も「読者と子ども」の両方を幸せに出来るこのモデルは、「本を買えば買うほど子どもを救える」仕組みになっており、本が売れれば、売れた分だけ児童虐待のすさまじさを一般市民に広く伝え、虐待防止を啓発できるのです。

 買うだけで子どもと一緒に幸せになれる本。
 それが上記の2冊です。
 ぜひ、あなたのブログやmixi日記、twitterなどに、下記リンクを貼ってください。

【内容の一部が動画でわかる購入予約サイト】(※予約終了。書店で買えます)
http://www.createmedia.co.jp/yoyaku.html

【ライブドアのPJニュース記事】
http://news.livedoor.com/article/detail/4522384/

【amazonリンク】
日本一醜い親への手紙 厳選版100通
パパとママからのラブレター(※この本も寄付対象です)



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ありがとうございます。

今記事にしました。
リンク、転載感謝します。
素晴らしい企画で是非こういう方式で
色々な本が出版できたらと願います。

よろしくお願います。

ツイッターもフォローさせていただきます。

Re: はじめまして

> 2冊の本ぜひブログで紹介したいです。
> リンク、転載してよろしいでしょうか?

 もちろん、大歓迎です!
 よろしくお願い申し上げます。

はじめまして

2冊の本ぜひブログで紹介したいです。
とても素敵な企画です。
希望が見えますし、エコにもつながります。
リンク、転載してよろしいでしょうか?

よろしくお願いします。

>ミラクルヤン様

 twitterに投稿、ありがとうございます!
 そういうアクションをしていただけることが、本当に嬉しいです。

ツイッターに投稿しておきました

トラックバックを戴いたので、ツイッターに投稿しておきました。虐待問題は私たちの取り組んでいる問題とも深い関係があります。この世から不幸な子どもがいなくなることを祈っております。

TB ありがとうございました。

はじめまして。
国も地域も明確な対応が出来ていない今の状況、何とかしたいですね。
本の紹介ありがとうございました。

戦いますか?権力相手に。

警察や検察だけでなく、神奈川県知事や鳩山首相、小沢幹事長と、子どもを守るためには戦わなくてはなりません。わたしは、現在介護を受けており、動くことに限界があります。
もし、よろしければ、事件のお話しをいたします。
以前にも、TBを頂きありがとうございました。
朝日新聞は、「我々の域を超えている」と断られ、毎日新聞社は、民主党を守るために、私たちを犯罪者扱いしました。
秩序が壊れた日本に未来はありませんが、子どもだけは守りたいと思っています。

>販売開始はいつですか?

 1300円×300部×15%(印税率)×10%(寄付分)=5850円になります。
 これは「初版」なので、初版が発売されれば、増刷ごとに5850円×nが寄付額になります。

 印税は通常8~15%が相場なので、そのうちの10%が無理がない寄付率となっています。
 これを勝間さんのように印税のうち30%も寄付すると、出版専従者は食べていけません。

 本当は、出版社自身が寄付をすれば、もっと寄付率が上がるんですけどね~。

 それはそうと、今後はあなたの名前も出してください。

>>販売開始はいつですか?

わかりました~。300冊で販売なら1300円x300円で売り上げ39万円ですね!印税の10%が寄付されるということですが印税は売り上げの何割になるんですか?その辺へきちんと開示されるんでしょ~か?

>販売開始はいつですか?

 販売は記事中にあるとおり、予約数が一定の数まで集まったところで始まります。
 もう少しで集まりそうなので、周囲の方々にぜひお知らせください。

販売開始はいつですか?

結構前から予約注文の受付はしていたとおもうんですけど、
販売開始はいつですか?

杉浦ひとみの瞳

今一生様、トラックバックありがとうございます。
虐待を受けた子から、どんなふうに事件の内容を聞くかについて、外国のいい例などを取り入れていけるよう働きかけていきたいと思っています。

はじめまして。

トラックバック、ありがとうございます。

虐待は、親の病理の問題でもありますが・・・・子どもの方はいつまでも心の傷が残ります。
先ずは、「虐待」に気がつくこと。ともすると、日常の中に埋没しやすい問題でもあるから。
・・・・難しい問題だとは思いますが。

チャリティ活動は知りませんでした。
学習になりました。

ありがとうございます。

はじめまして。


 TBありがとうございました。

 自分の過去と向き合うため、また未来のことと向き合うためにぜひ読んでみたいと思いました。

TB恐縮です

参考になりました。ありがとうございます。

TBありがとうございます。

はじめまして。
重たいテーマですが、実際におきている悲劇ですね。
虐待連鎖はどこかで断ち切らなければと思います。
本の紹介ありがとうございます。

こんにちは 

トラックバック ありがとうございます。
私も子供の頃心に傷を負った一人だと思っています。

虐待の本質をもっと多くの方に解って欲しいと願います。
少しでも多くの虐待児童に援助が届きますよう
応援させて頂きます。

頑張ってください!
宜しくお願いいたします。

トラックバックありがとうございました。参考にさせていただきます!!


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