ソーシャル消費(エシカル消費)をご存知なら、売上の一部を社会貢献活動をしているNPOなどへ寄付する商品が、寄付をつけない時より1.1~1.3倍も売れることもご存知でしょう。
これを「コーズ・リレーテッド・マーケティング」と言いますが、そうした商品だけを売る専用サイトや、専門ショップ(リアル店舗)も既に生まれています。
それだけ、寄付付き商品の市場はゆるぎないものに育ってきたんですね。
「商品が余計に売れて、しかも社会貢献になる」のですから、これからもどんどん商品の売上から寄付して、売上を伸ばしてほしいと思います。
僕はそうした「寄付付き商品」を開発したいという企業からの相談も、格安で受け付けています。
★売上の一部を寄付したいが、どんなNPOに寄付すれば、自社として適切なのか、わからない
★新商品の広告費を削減するために、寄付付き商品としてメディアに広報したいが、広報戦略がわからない
★実際にどの程度の%を寄付すれば適切なのかも、わからない
そうした不安やお悩みも、お気軽に書きのメールからお問い合わせください。
conisshow@gmail.com(フリーライター・
今一生)
さて、僕も自分の著書の一部を「寄付付き商品」にしています。
そうした商品の一部を紹介しましょう。
★ソーシャルデザイン50の方法 あなたが世界を変えるとき(中公新書ラクレ)
政治力ではなく、民間の市民自身で社会を変える仕組みの事例を豊富に紹介した本です。
この本は、
ハタチ基金に印税のうちの10%(※本体定価の1%相当)を「ハタチ基金」に寄付します。
ハタチ基金に寄付すると、3・11の東日本大震災の発生時に0歳だった赤ちゃんが、無事にハタチを迎えるその日まで子どもたちのサポートを継続的に行う期限付きの基金です。
震災から既に2年半が経過し、支援金が集まらなくなっているからこそ、この基金に寄付することで、被災地の子どもたちが進路をあきらめなくていいような活動を支援したいと思いました。
寄付付き商品にすると、読者が自発的にtwitterなどに拡散で応援してくれることもあります(以下、例)。
★子どもたちの3・11 東日本大震災を忘れない(学事出版)
この本は、被災した10代(10歳から19歳)の子どもたちから「被災体験記」を募り、彼らの執筆した原稿を44人分掲載したものです。
編集者の僕は、初版印税から執筆者1人あたり1万円の謝礼を払ったため、増刷されない限り、赤字です。
それでも、なぜこの本を作ったのかといえば、被災地では子ども自身が自力で収入を作る手段がほとんどなく、親もなかなか仕事にありつけず、親孝行ができない自分を責める子も少なからずいたからです。
彼らの被災体験記は、大人を前提とした従来の防災マニュアルを見直させるのに十分な価値がありました。
今後、日本のどこかで大地震があるかもしれません。
震災では、弱い人間ほど死んでしまう可能性が高いです。
なので、10代の綴った被災体験記を読み、「子ども視点の防災」とは何かを、親や教師はわが子のために考えてほしいのです。
★日本一醜い親への手紙 厳選版100通(ノンカフェブックス)
親から虐待された経験者の体験記が、100人分も掲載されています。
児童虐待は、精神科医やカウンセラーなどが「代弁」して本を書くことがほとんどですが、実際に虐待された当事者が体験した内容は生々しく、リアルです。
1997年に僕が編集者としての筆名である「Create Media」名義でメディアワークス(現アスキー・メディアワークス)から企画・編集して出版した同名シリーズ3部作の1部・2部から100点を厳選し、復刻したものです。
この本の印税の10%(本体価格の1.5%相当)は、被虐待児を親の代わりに育てている民間の自立援助ホームに寄付されます。
★パパとママからのラブレター 生まれてきてくれて、ありがとう(ノンカフェブックス)
この本は、子どもが生まれる前のパパとママの出会いから交際、出産、誕生までの実録ストーリを、パパやママがわが子に語りかける体験記集です。
生まれる前にわが子にもっていた「生まれてきてくれれば、他に何も望まない」という無償の愛情を、親自身が思い出すことで、わが子を虐待することを予防するための本です。
この本の印税の10%(本体価格の1.5%相当)は、被虐待児を親の代わりに育てている民間の自立援助ホームに寄付されます。
この本は、「できちゃった結婚」で結婚式を挙げるカップルが列席者に贈る引き出物としても最適ですし、中高生の性教育にも絶好のテキストになっています。
ブライダルサロンや結婚式場、あるいは学校などからの一括大量注文には、値引きもあります。
★社会起業家に学べ!(アスキー新書)
政治や行政が解決できていない社会問題をふつうの市民が解決するには、解決活動費がかかります。
その活動費を賄うために収益事業(ビジネス)を行い、新しい問題解決の仕組みを作り出しているのが「社会起業家」です。
この本では、そうした日本の社会起業家21団体の活動を紹介しています。
印税のうちの10%(※本体定価の1%相当)を、NPO法人ETIC.(エティック)に寄付しています。
エティックでは、新たな社会起業家を育成しているため、この本を買うだけであなたは日本に新たな社会起業家を生み出すための活動に資金を提供できます。
今後も、本の内容と時代状況を見ながら、印税からの寄付を行い、この国に寄付文化を根付かせると同時に、社会貢献活動をどんどん活性化させていきたいと思います。
本やCDの著作権者で、印税からの寄付によって売上を伸ばしたい方は、お気軽にご連絡ください。
個人の著作権者については、寄付先やプロモーションの効果的な方法などについて無料で相談にのります。
また、「私も自分の本(あるいはCD)を寄付付き商品にしてますよ」という方なら、教えていただければ、このブログで紹介したり、Amazonリンクを1万5000人以上いる僕のtwitterフォロワーにお知らせすることもあります。
なお、ソーシャルビジネス、ソーシャルデザイン、広報戦略などをテーマにセミナー・講演イベントを開催したい方は、下記リンクからお気軽にお招きください。
★今一生への講演依頼★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★■講師が全員「社会起業家」の講義録に関心のある方は、こちらへ
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