最近、ひきこもり経験者による能力を示すニュース記事が2本アップされていたので、是非ひきこもりの経験者(当事者)に知っておいてほしい。
一つは、最近ネット上で人気うなぎ上りになっている「バイトマンガ」を描いた関西在住の青年の話。
詳細は、
この記事を読んでほしい。
和人(かずひと)さんという20代後半の現役ひきこもりの男性は、宅急便の仕分けのバイトに応募し、合格。
そこでの経験をマンガに描いて、ネットで発表すると、たちまち噂になった。
彼はプロの漫画家ではないが、そのマンガは「面白いじゃん!」と評判になったのだ。

このマンガの全部を見たい人は、下記リンクにどうぞ。
●第1弾●第2弾●第3弾 僕(
今一生)は書籍や雑誌の編集・執筆をしてきたのだけど、和人さんくらい描けるなら、1点イラストの仕事はいつでも受注できるだろうし、バイト先を転々としながらレポートマンガを描けるのだから、バイトの給与+マンガの原稿ギャラで食っていけると思う。
求人情報誌の記事ページでイラストやマンガの仕事だって取れるだろう。
このブログを新聞社や雑誌編集部、編集プロダクションなどの業界人が見ていたら、僕は和人さんの連絡先を知っているので、彼をぜひ紹介したいと思う。
いつでも、僕まで
メールでお問い合わせください。
このように、ひきこもっている人の中には、ひきこもっている間に知識や技術、経験を高めているのに、「こんなこと誰でもできる」と自分を過小評価してしまっていたり、ちゃんと売り込めば売れるのに「この程度じゃ売れない」と思い込んでしまっている人が少なくない。
それは、ひきこもっている間に社会がめちゃくちゃユルくできていることを知らずに過ごしてしまうからだ。
しかし、そうしたひきこもっている時のつらさや自己評価の低さ、孤独なども、全部、ひきこもっている当事者自身の資産であり、価値である。
そこで、もう1本の記事を紹介したい。
10代の頃に不登校からひきこもりになった3人の男が、現在はバンド活動を通じて社会とつながっている例だ。
この記事を読んでほしい。
「JERRYBEANS」というこの3人組は、
NPO法人マイペースプロジェクトの支援を受けて全国でライブ活動をし、自分たちの苦しんできた経験や思いをオリジナルソングにして歌っている。
いじめ、不登校、ひきこもり、ニート、障がいなどの経験は、その人自身が苦しみ、その人自身が生き延びた貴重な経験であり、資産であり、価値である。
精神科やカウンセラーや支援スタッフなどの当事者ではない人たちは、これまで当事者のことを代弁することで講演や執筆のギャラを得てきた。
しかし、時代は変わりつつある。
多くの人と違う人生を歩んできた人ほど、その当事者にしか持ち得ない固有の価値を自分の言葉で語り、自分の無理なくできる表現で価値を主張し、それに見合う対価としてのお金を得られる時代がやってきたのだ。
他にも多くの成功事例があるが、苦しみが大きかった人ほど価値も大きい。
それに至る一つの突破口になるかもしれない試みについて、次のブログ記事で書くことにする。

なお、僕は当事者性を大事にした支援活動でソーシャルビジネスを手がけたい人からの相談に応じてます(→
このサイトを参照)。
僕の住んでいる千葉県市原市の五井駅前まで足を運んでくれるなら、飲食代だけで無償で応じることも。
関心のある方は、お気軽に下記のメールまでお問い合わせください。
conisshow@gmail.com(今一生)
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