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■職域外への無関心が「社会的弱者」を作り出す ~ソーシャルビジネスの成り立ち


 静岡県浜松市で、がん患者専用美容室を営み、格安(約5万円)のかつらを提供することで、患者の外出の自由とQOLを守っている株式会社peer。

 その代表である佐藤真琴さんのゼミの話を雑誌原稿に書いている最中、「社会的弱者」はなりたくてそうなっているのではなく、既存の仕組みのダメさによって「作られる」ことを再確認した。

 医者は、がん患者に抗がん剤を勧める。
 当然、全身の毛はなくなる。

 頭髪だけではない。
 眉毛も、まつげも、鼻毛もだ。

 ステロイドで顔はむくんでしまう。
 「まるで宇宙人。これじゃ外に出れない」と、延々と病院や自宅にひきこもる患者もいる。

 医療はそれを「仕方ない」とし、「職域外」にして仕事を終わらせてしまう。
 しかし、患者の不自由は、むしろそこから始まるのだ。

 べらぼうに高額なかつらは、高額な医療費を既に払っている人には高嶺の花だ。
 外出する自由は、そこで奪われてしまう。

 つまり、専門家が職域外について無関心を続けるため、外出の自由を奪われる「社会的弱者」が生まれるのだ。
 「社会的弱者」は、実は僕らの無関心が作り出した存在なのだ。

 だが、そこにこそソーシャルビジネスの市場がある。

 かつらが高ければ、安くできる方法を探そう。
 peerの佐藤さんは中国・チンタオのかつら工場に、中国語も話せないのに乗り込んだ。

 「社会起業家・養成ゼミ TOKYO」では、公開している講義の動画だけではわからないソーシャルビジネスの成り立ちの実際を、生中継後に深くシェアしている。

 佐藤さんは、どうやって格安のかつらを入手するに至ったか?
 PEERでは、かつらの販売代理店を求める美容室に対して、なぜ「営利第一主義の方はご遠慮ください」と明言しているのか?

 初めて起業する人向けにもわかりやすく、既に起業している人には目からウロコの発想をもたらす。
 それが、現役の社会起業家だけが講師として指導する「社会起業家・養成ゼミ TOKYO」

 こんな贅沢なゼミは、他にない。
 しかも、初めて受講する人(or受講予約をした人)向けに、期間限定のスーパーな割引条件を設けた。

 「女子割」や「早割、「twitter割」などユニークな割引条件を豊富にそろえ、誰もが気軽にソーシャルビジネス(=社会問題の解決ビジネス)を学べるチャンスを作った。

 2012年内までの期間限定の割引なので、この機会にぜひ受講してみてほしい。

★社会起業家・養成ゼミ TOKYO
http://socialventure-youseizemi-tokyo.blogspot.jp/

photo (1)
(※第8回のゲスト講師として登壇したホワイトハンズの坂爪真吾氏の講義のようす)

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