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■ビートルズの名曲を日本語で歌えるように訳し、自分で歌ってYoutubeにアップしてみた (12)


 The Beatlesの名曲を日本語で歌えるように訳詩を作るという試みが、療養中の身としてはとても楽しく、ちゃんと日本語でも歌えることを証明したいと、勢いあまって自分で歌ってみましたw

 もっとも、手術で切ってしまった腹筋に力が入らず、しばらく歌ってなかったので高音域も出ず、録音機材もない仕事部屋の四畳半でパソコン上のYoutubeにあるバックの演奏音源を鳴らし、iPhoneのボイスメモで一発撮りしたもの。

 ヘタクソなんですが、ビートルズの名曲はどれも歌詞の世界観が素晴らしいので、それを多くの人に伝えたいという思いで、Googleの編集ソフト「Pacasa3」を活用し、僕の歌う動画をYoutubeにアップしてみました。

 音源が貧弱なぶん、歌詞の内容に合いそうな画像を選んでみました。
 このページでは、新作6本の動画を紹介します。笑ってやってください。
(※これまでに発表した全リストは、コチラ


■Here There and Everywhere (※日本語訳詩はコチラ




■The Long and Winding Road (※日本語訳詩はコチラ




■Don’t Let Me Down (※日本語訳詩はコチラ




■A Day In The Life (※日本語訳詩はコチラ




■The Ballad of John and Yoko (※日本語訳詩はコチラ




■Come Together (※日本語訳詩はコチラ




■Real Love (※日本語訳詩はコチラ




■Hello Goodbye (※日本語訳詩はコチラ




■If I Fell (※日本語訳詩はコチラ




■I'll Be Back (※日本語訳詩はコチラ




 ビートルズの魅力が21世紀も末永く続くよう、日本語で原曲に忠実に訳した歌詞の意味を味わう若い世代が増えると嬉しいので、今後も少しずつアップしていければと思います。

 ビートルズを知らない人が下記の動画を見て、「もともと日本語の歌詞で歌われていたの?」と勘違いしてくれるぐらい、自然に聞こえたら、うれしいです。

 こうした試みに関心をもってくれて、なにかと一緒にやりたい方はお気軽にメールください。
(※これまでに発表した全リストは、コチラ

beatles-1964.jpg


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 ■「酒鬼薔薇聖斗が書いた本」の著者が身元不明であることが確定された件(ツイキャス動画)
 ■「酒鬼薔薇聖斗の書いた本」が作る、新たな悲劇の始まりの予感 ~著者の身元の「証拠なし」が確定
 ■著者が「酒鬼薔薇聖斗」である確証を出版社が出さない時点では、本の内容の真偽も不明
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 ■平和とは「関係」のこと ~「自分だけ良ければ」を主張するほど日本は小国じゃない
 ■『よのなかを変える技術』の目次を発表 ~14歳から読めるソーシャルデザイン入門書
 ■1週間の入院で僕も考えた ~誰かと共に暮らすために必要な自分の価値
 ■「助けてあげるよ」と言い寄ってこられたら、あなたは?
 ■自殺防止の番組で、自殺したくなくなった?
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■戦争法案のデモに行く人も、行かない人も ~毎日の仕事を通じて「非戦の国」を作る方法


 戦争法案に反対するデモが、全国各地で相次いでいる。
 僕はデモに行きたい人を止めるつもりもないが、デモによって廃案を実現して戦争を回避できるという幻想に酔うつもりもない。

 どんな目的にも、それを実現させる戦略が必要だ。

 その戦略が実際に目的を果たせるという精度を問うことなしに、「がんばれば、あとは結果論」という根性主義だけでデモを正当化すれば、ただのお祭りで終わってしまう恐れは大いにある。

 「がんばれば、神風が吹く」みたいな結果度外視の根性主義がまかり通れば、それは戦略を不要と言ってるのと同じだ。

 経営者の感覚だと、それはありえない。
 経営戦略を学ばず、儲からなかった結果論として平気で社員を解雇する社長の下であなたは働きたいかい?

 だから、デモに行くなら、参加するのをきっかけにして、戦争を回避できる社会をどう作っていけるのかについて、その戦略が目的を達するためにどれほどの説得力を持っているのかを、冷静に見つめてほしい。
 
 デモに参加するのは、多くの人にとって非日常だ。
 ふつうの人の日常は、働いて暮らしているもんだろう。

 それならば、毎日の仕事を通じて、戦争をしないで済む社会を作っていく仕組みを考え、実践していくことの方が、遠回りのように見えて確実に社会変革になるし、それこそが「国民自身が主役となって社会を変える」という民主主義の感性というものだ。

 「自分こそが社会を作る一員だ」という当事者性を獲得し、その自覚をより多くの人と分かち合うことなしに、民主主義などありえない。

 反対運動により多くの人を集めても、それは自分と同じ意見の持ち主どうしで「そうだ、そうだ」とうなづき合っている同質の共同体にすぎない。

 むしろ、毎日通う職場で、さまざまな意見の持ち主たちとねばり強い交渉してゆく果てに1つの社会変革のアクションへと折り合っていくというプロセスを経てこそ、民主主義を生きる当事者性を獲得し、共有できるんだよ。

 だから僕は、デモに参加する代わりに、毎日やってる仕事を通じて、戦争を回避できる「よのなかの仕組み」をどう作っていけるかについて、アイデアをいくつかランダムに紹介していきたい。

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●仮想敵国にされた外国人と仲良くする

 安倍総理は、国会で中国の脅威を戦争法案の必要性の根拠にした。
 これに同調する一般国民は、中国政府と中国人民の意見に温度差があることを知らない。

 日本人が日本政府と同じ意見とは限らないように、どこの国でも政府の外交政策や外国への理解に満足してはいない。
 それに、日本に住んでいる中国人は、中国から出たこともない人に比べれば、はるかに親日的だ。

 これは、韓国やロシアなどの国民にも言える。
 外国人と長年、親しくしていれば、憎くは思わなくなる。それが人間ってもんだろう。

 それなら、あなたの働く会社で中国人を雇ったり、中国人の企業と取引したり、中国人の店に社員みんなでランチに行くなど、中国人とのコミュニケーションの機会を日常的に増やしてみてはどうだろう?

 人材的に優秀で、日本語のできる在日中国人は多いから、中国語で求人広告を出してみるといいかもしれない。

 1人でも多く雇うことで、中国人を身近に知り、親しむことができるだけでなく、そういう会社が増えれば、中国政府も中国人にフレンドリーな企業に対して攻撃的な構えをとりずらくなる。

 野球やサッカーなどのスポーツや、麻雀や卓球などの親善試合を就業時間外で企画し、中国人チームをネット検索で探して誘って社員総出で戦い、終了後は酒でも一緒に飲めばいい。
 社内でサークルがあるなら難しい話じゃないだろうし、何より楽しいことだ。

 そのように、日頃から、仮想敵国にされがちな外国の国民との交流のチャンスを増やそうとすれば、たとえば、飲食業なら「中国語でメニューを書いた方が客が増える」という収益倍増のメリットにも気づくだろうし、多くの中国人が爆買いしてくれる商品リストも中国人から直接知ることができる。

 売り上げ増が見込めるというメリットがある以上、経営者側も納得できるはずだ。
 社員が上司に提案すれば、上司は手柄を得て昇進チャンスになるかもしれない。


●商品・サービスの収益から海外NGOに寄付する

 海外で危険な場所でも人道支援活動を続けているNGO(非営利の非政府組織)には、「自衛隊に来られたら(軍事的な敵と思われて)命を危うくする」と心配している団体が少なくない。
 つまり、NGOに資金援助すれば、彼らは国際的に発言する広報活動に時間を割ける。

 そうすれば、多くの人が軍装した自衛隊をNGOの活動する外国へ送る法案をためらうようにもなるだろう。
 そのための広報予算として、自社の商品サ-ビスの利益の一部をNGOに寄付するよう、社員から経営側へ提案してもいいはずだ。

 実際、コーズ・マーケティングといって、買うだけで社会貢献になる寄付付き商品は、定価の10%以内の寄付額なら、寄付しない場合よりも売り上げ増が見込める。
 寄付する方が売り上げ増になるのだから、経営者も納得できる話だろうし、寄付する事実を事前に新聞に伝えれば、記事にしてくれる可能性は高い。

 戦争法案に反対する機運が高まっている今なら、期間限定のサービスや新しい商品ラインナップを売り出す際に、NGOへ寄付することを試してみてほしい。

 ちなみに、僕自身、個人的に自分の本の印税収入の中から10%を、3・11で被災した東北の子どもたちの育成基金である「ハタチ基金」に寄付している(※該当の本は、『よのなかを変える技術』『ソーシャルデザイン50の方法』)。

 そうした寄付の事実を公開することによって、「ハタチ基金」は少しずつ多くの人に知られることになり、さらに寄付が集まり、今日も活動を続けられている。


●中国・韓国・ロシアなどへ旅行するチャンスを作る

 年1回の社員旅行で中国・韓国・ロシアなどへ、社員総出で訪れてもいい。
 あるいは、そうした国々の企業とビジネス上のパートナーとして商品の売買をしてみるのもいいし、いっそのこと婚活パーティを日本と中国の企業どうしで企画し、国際結婚の実現を増やしてもいいだろう。

 日本の技術に裏付けられた商品・サービスの品質は世界でも一級品レベルなので、国内だけの需要を見るのではなく、海外からの買い付けチャンスを増やすためにも、現地視察は重要だ。

 とくに、購買力のある中国の企業は無視できない。
 日本では売り上げが頭打ちしてる商品ですら、莫大なロットで買ってくれるポテンシャルは大きいだろう。

 広告代理店で働いてるなら、中国企業の現地視察を観光とセットにしたパッケージの「スタディツアー商品」を企業向けに売り出すといいかもしれない。
 どんな業界でも現地での事業展開をするのに、ビジネスのわかってるガイドさえついてくれれば、初めての訪問でも実りは多い。

 毎日の仕事で日本政府が勝手に「仮想敵国」扱いしてる外国人との付き合いが増えれば、お互いのことがよくわかってくる。悪い所も良い所もわかってきて、国民性の違いを超えた絆も作れる。

 そして、国の違いを超えて、「悪いのは国民じゃなくて、バカな政治家だよね。彼らこそが敵だから、アホな政府にしないよう、選挙でマシなヤツを選べるような仕組みを作ることに努力しよう」と合意できるはずだ。


●ビジネス上の相互依存関係を作る

 このように、外国との経済的な結びつきを強めることは、それ自体、戦争をしにくくする要因になる。
 アメリカには、ピースワークスという民間企業があり、国としては国境線の内外で敵対しているはずの両国の民を経済的な相互依存関係の仕組みに組み込んでいる。

 あっちの国の農家で作る作物を、国境線の向こう側の国の工場で加工・製品化し、金のある大国で売りさばく。
 その利益で、農家と工場の労働者にお金を支払うという仕組みだ。

 農家は国境線の向こうの工場労働者を攻撃できないし、工場労働者もあっちの農家を攻撃できない。
 それをすれば、自分たちの製品が作れず、自分自身が食えなくなるからだ。

 それによって、どんなに内戦が続いても、互いに相手の国の取引企業を攻撃できなくなってしまう。

 それどころか、事業拡大で利益が出れば出るほど、両国の労働者の賃金が上がるだけでなく、雇う労働者の数も職場の数も増えていくため、非戦闘エリアが拡大していくことになる。

 日本でも、映画やアニメを多国籍で作ることは既に行われているし、音楽もコラボしやすい分野だから、どんどん中国やロシアのアーチストとのコラボ・ソングを作って、違う国のリスナーどうしが楽しく踊るイベントをやるといい。

 これは、どんな業種でも試せる仕組みだ。
 朝ドラ『まれ』でも、金沢の漆塗りの器と、フランス菓子のコラボが試みられているよね。

 中国やロシアで爆発的に売れてるものの中から、日本人受けしそうな商品・サービスを自分の店に並べたり、ネットで売るなどしてみるのもいい。

 そのために、日本語のわかる中国人やロシア人などとTwitterなどネット上で仲良くなっておくのもいい。
 誰でもできることだよね?

 そうしたビジネスを継続的に行っていくと同時に、いろんな業種・業界に波及させていくことで、日本製品の市場拡大ができると同時に、外国人の持つ魅力から多くを学ぶことになる。

 そうした「経済的な互恵関係ビジネス」によって収益を上げること自体が、お互いの国に相手国への攻撃の動機を奪うことになるんだよ。

 他にもいろんな知恵や事例はあるけど、戦争法案のデモに行ったなら、周囲の大人たちと毎日の仕事を通じて戦争をしないで済む仕事になる仕組みについて議論を吹っかけて、面白いアイデアを発見してみてほしい。

 ちなみに、ピースワークスのようにビジネスを通じて社会の仕組みを変える事業家を「社会企業家」という。
 そして、社会の仕組みを変えることを「ソーシャルデザイン」という。

 この2つは、すでに世界中でムーブメントになっている民間人による社会変革だ。
 時代に敏感な若者ほど、仕事を通じた社会変革に取り組んでいる。

 関心のある方は、『社会起業家に学べ!』(アスキー新書)や、『ソーシャルデザイン50の方法』(中公新書ラクレ)、あるいは『よのなかを変える技術 14歳からのソーシャルデザイン入門』(河出書房新社)などの本を読んでみてほしい。




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■自著本の印税から寄付しました(証拠写真) Part3 ~親元で暮らせない「自立援助ホーム」編


 2010年、『日本一醜い親への手紙 厳選100通版』(ノンカフェブックス)と、『パパとママからのラブレター』(同)という本を企画・編集しました。

 『日本一醜い親への手紙 厳選版100通』とは、1997-1998年にメディアワークスから出版した本のアンソロジーで、親から虐待された人たち100人分の体験記を収録した復刻版です。

 『パパとママからのラブレター』とは、子どもを生む前からの夫婦の物語を語ったもので、「どんな人も愛から生まれてきたんだ…」という気持ちにさせられる珠玉の手紙集です。

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 この2冊の本の印税(定価の15%)のうちの10%を、千葉県君津市にある自立援助ホーム「人力舎」に寄付すると当初から申し上げておきました。

 版元は神戸の小さな出版社ノンカフェブックスですが、この5年間で2冊合計で2400部を売ることができました。

●日本一~  1400部×定価1300円×印税率15%×寄付率10%=2万7300円
●パパママ~ 1000部×定価1300円×印税率15%×寄付率10%=1万9500円


 そして、この総額4万6800円を、今年2015年7月に振り込み、今日(8月27日)、「人力舎」を訪れ、領収書をいただきました。
 5年前はNPO法人として運営されていた同ホームは現在、社会福祉法人生活クラブという組織で運営されています。

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 自立援助ホームとは、義務教育終了後の15歳から20歳までの家庭がない児童や、家庭にいることができない児童が入所して自立を目指す民間の施設です。

 民間施設である自立援助ホームでは、10代でも家賃を負担する必要があるため、多くは昼間にアルバイトをかけもちし、夜間部の高校に通う生活をしています。
 こうした民間の施設は、NPO法人や社会福祉法人などの非営利事業団体によって運営されています。

 しかし、資金や人員(スタッフ)不足のところもあれば、夜間部の高校生をバイトとして雇える会社が地域に少ない土地もあり、自立援助ホームの運営は大変です。
 公式サイトで日用品などの支援を求めている団体も珍しくありません。

 なにしろ、ここに住まなければならないのは、親から虐待されたり、親が失踪してしまったり、親がいなかったりなど、さまざまな事情で親元で暮らせず、塾や通信添削、進学費などの教育投資を誰からも受けられないでいる10代後半の子たちです。

 スタッフは親の代わりとして子どもたちから精神的なよりどころを求められますし、地域の不良たちからの勧誘から守る必要も生じたり、暴力的な親から守るために偽名を使う子もいるぐらいです。

 そうした大変な仕事であるため、スタッフを調達するのも難しく、つぶれるホームもあれば、定員まで子どもを受け入れるのを拒否するホーム運営者もあるほどです。

 そこで暮らす子ども側も、18歳で高校を卒業できたとしても、就職先として正社員になれる子は少なく、バイトを掛け持ちして生きていく大変さを負うことが多いんですね。

 また、高卒後も、専門学校や大学などへ進学できる学費や教育投資が調達できないため、バイトばかりの低収入のまま、孤立した暮らしを続ける子がどうしても多くなってしまい、それが時には挫折の要因になることもあるようです。

 「人力舎」では、5年前に施設長だった高橋克己さん(下記写真:右)と会い、寄付金の領収書をいただきました。
(注:この寄付については、弁護士の紀藤正樹さんに監修・協力を仰ぎました。紀藤さん、ありがとうございます!)

 高橋さんは今、生活クラブの一員として、ホーム長を担っています。

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 高橋さんによると、人力舎でも、東京のセカンドハーベストの協力でフードバンクによる食品の提供を受けているそうです。
 これにより、施設や子どもたちは食費を浮かす一助となります。

 また、ホームの家屋も、地域にあったものをコンバージョンし、部屋を増改築し、現在は5人の子が暮らしてるそうです。

 こうした現状を目の当たりにして、僕は2つの課題があると考えました。

 一つは、夜間部の高校での進路指導で、東大卒より中卒が年収が高くなる方法を教えていないこと。
 実際、日本で一番平均年収が高い東大卒でも、その額面は830万円程度です。
 もし15歳で全国チェーンのラーメン店で働き始めると、30歳を過ぎたあたりで店長クラスになり、年収は1000万円を超えます。

 ところが、そうした現実を知らず、地域にある町工場ぐらいしか中卒や高卒の就職先が無いかのように思い込んでる高校教師は珍しくありません。
 教師たちは全員、大卒ですから、中卒や高卒が大卒の年収を上回れるチャンスがどこにあるのかを本気で調べないのです。

  もう一つは、少ないバイト先を地域の10代と奪い合うのではなく、自分たちで自分たちのしたい仕事を作れる人材に育てる(=起業家としての経験・教育のチャンスを提供する)必要性です。

 この2つの課題について、今後、どんどん取材・執筆・書籍化していく必要があるような気がしてきました。

 高齢者や障害者の福祉は、その該当者が有権者であるため、権利主張することで税金による支援を調達できます。

 しかし、児童福祉は、該当者が未成年であるため、政治的解決が本当に難しいので、民間団体による支援か、当事者である子ども自身による自力解決しか、自分の人生の希望を作り出すことができません。

 児童福祉の業界は、今なお、福祉に携わる大人の人材のスキルアップや境遇改善にエネルギーと資金が投入されています。

 しかし、10代の当事者の子どもにとって、そうした福祉のあり方が満足度の高いものであるかどうかと問えば、「高い」とはとても言えない状況でしょう。

 「親の代わりに育ててもらってありがとう」の気持ちを抱いても、ホームから去るしかない20歳以後の人生は不安に満ちています。
 それは、ソーシャルデザインやソーシャルビジネスを活かすチャンスが潜在的に大きいことを意味しています。

 自分の人生をもっと満足度の高いものに変えるためにも、社会をより良いものへ変える仕事や仕組みが必要になります。
 その一助としては、『よのなかを変える技術 14歳からのソーシャルデザイン入門』(河出書房新社)という本が役立つかもしれません。

 もっとも、「東大卒より稼ぐためのキャリア」と「10代でも稼げる技術」については、さらに詳細な事例とノウハウを紹介した本を作る必要がありそうです。

 福祉や教育、ソーシャルデザインやビジネスに関する雑誌・新聞・オンラインメディア・企業広報誌などで、この2つの課題を解決するための事例とノウハウについて連載できる媒体を探しています。

 あるいは、テレビやラジオでもレギュラー枠として「10代でも稼ぐ」をテーマにした番組を担当させてもらえれば、うれしいです。

 もし、あなたの友人・知人に新聞・雑誌・テレビ・ラジオなどでお仕事を去れている方がいらっしゃいましたら、ぜひこのブログ記事をお勧めください。

 また、いま働いている会社の社内報や企業広報誌で、親元で暮らせない事情をもつ10代の子を救える記事を連載できるチャンスがあるなら、ぜひ僕にご紹介ください(メールはこちらまで)。

 よのなかには、10代でも自分で仕事を作ったり、会社を設立したり、自営業者になる子も全国に続々と現れています。
 彼らは必ずしも裕福な家の子ではありませんし、小・中学校もまともに行っていない子も少なくありません。

 でも、そうした子どもの最先端事情を報じるメディアは少なく、ネットで有名になる具合です。
 また、公教育で「稼ぐ技術」を実践的に教えられる機会は、商業科などの「普通科ではない」高校のみです。

 こうした事情に照らせば、親元で暮らせない子どもが、低賃金のバイトだけで暮らしていくハンデを一生背負い続ける現実を変えるために、彼らに「稼ぐ技術」をみっちり教えられるチャンスを作り出し、やる気さえあれば、親がいなくてもちゃんと人並に食べていけるし、結婚もできるという希望をもてるよのなかにするのが、大人の役割ではないでしょうか?

 彼らに親はいないかもしれません。
 でも、大人は全員、彼らの親になれるのです。
 有名人も、会社社長も、大学生も、ニートも、主婦も、誰もが、彼らの親になれると思うのです。

 なお、『日本一醜い親への手紙 厳選版100通』『パパとママからのラブレター』は、今も買うことができ、買えば買うほど自立援助ホームを応援できます。




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■ビートルズの名曲を日本語で歌えるように訳してみた (15)


 「ビートルズの名曲を日本語で歌えるように訳してみた」の第15弾です。
(※これまでのすべてのオリジナル訳詩と僕自身が歌ってる音源のリストは、コチラ


 では、『Here, There and Everywhere』から。
 ビートルズの中でも名曲中の名曲で、ポールの最高傑作といわれていますが、歌詞の中身はシンプルな甘いラブソングです。




ここでも、あそこでも、どこでもさ (作詞・ポール・マッカートニー/訳詩・今一生)


マシになるさ 彼女と暮らせば…

ほら少しずつ僕は
彼女に育てられる ときめきで 輝きながら

彼女の髪に触れ
同じ幸せ願う二人 そこには 誰も入れない

どこにいても そばに彼女がいてくれれば
そう望むことが愛なんだ
二人が信じ 合えたら愛は 死なない
その瞳 にいつも僕が…

どこにいても そばに彼女がいてくれれば
そう望むことが愛なんだ
二人が信じ 合えたら愛は 死なない
その瞳 にいつも僕が…

寄り添って生きたい
Here, there and everywhere




 次は、『The Long and Winding Road』。
 これも名曲で、チューリップの『青春の影』もこの曲にインスパイヤされて作られたものでしょう。
 歌詞の世界観が同じです。




長く険しい道 (作詞・ポール・マッカートニー/訳詩・今一生)


きみの心 開けるドアへ
続く道は 消えることはない
どんなに長く つらくても

一日中 泣いた涙を
強い風と 雨の夜が
すっかり消して ただ一人

さみしい夜と 涙の朝
きみは知らない こんな気持ち

そして今も 長くつらい
道に僕を 置き去りにして
心のドア 開けてくれ

狂おしいよ 長くつらい
道に今も たたずんでるんだよ
さぁ開けてくれ きみのドア

Yeah, yeah, yeah, yeah



 次は、『Don’t Let Me Down』。
 ジョンがヨーコに対して「がっかりさせないでくれ」と歌っているとwikipediaに書かれていましたが、ボーカルのジョンの叫びから「裏切るなよ」ぐらいの強い意味を読みとって訳してみました。

 ジョン・レノンは、なぜか「これが初めての恋」というフレーズをいろんな歌に盛り込んでいます。
 彼は、現在の恋がそれまでの恋以上に信じられるものであってほしいと、いつも望んでいたのでしょう。




裏切るなよ (作詞・ジョン・レノン/訳詩・今一生)


裏切るなよ don’t let me down
裏切るなよ don’t let me down

彼女のように俺を 愛した 人はない
誰かが同じように 愛して くれるなら

裏切るなよ don’t let me down
裏切るなよ don’t let me down

初めての恋 いつまで続くの
いつまでも続く 未来しかない

裏切るなよ don’t let me down
裏切るなよ don’t let me down

出会った時からさ 本気でね 愛してくれる
誰もそんなふうに 俺のこと 愛さなかった

裏切るなよ don’t let me down
裏切るなよ don’t let me down



 次は、『A Day In The Life』。

 金や名声をつかんだ人も、ある時、新聞に死亡記事が出る。
 しかも、居眠り運転のようなヘマで突然に死んでしまうこともある。

 そういう出来事を僕らは他人事として笑いながらも、自分が埋め合わせたい欠落を埋め合わせるために毎日せっせと働いて一生を過ごしているんだよね。
 でも、そういう欠落の埋め合わせに終始する日常の繰り返しに対して、あっと驚くようなことをして非日常なべつの世界に振り向かせたい。

 そういう意味合いの歌詞です。

 せっせとがんばってもむなしい人生の不条理を知りつつ、それでも死ぬまでは生きていくしかない人間の宿命のようなものを感じさせる内容ですが、これを20代で歌っているあたり、ビートルズが20代前半で歴史に残る世界の大スターになってしまったことの大きさにとまどう当時の彼らの気持ちも垣間見する思いがしますね。





ある日の出来事 (作詞・レノン=マッカートニー/訳詩・今一生)


成り上がりの奴が 新聞に出ていたよ
哀しい話で でも笑っちまった
写真を見たらさ

上の空でドライブ 赤信号に気づかず
みんなが覗き込む 見覚えのある
上院議員みたいだなんて…

今日観た映画では イギリス軍の勝ち戦(いくさ)
みんなしらけて帰る 俺は最後まで
歴史だよ 今さら驚く?

朝 目が覚め 寝ぐせを直すと
台所でお茶を一杯 時計を見たらもう遅刻
コートと帽子で バスに乗り込み
タバコ一服した後で 話しかけられても夢の中

今朝の新聞じゃ ランカシャーに4000個の穴が
小さいものまで全部 数えたらしい
アルバートホール満席にできるかな?
驚かせたいね



 次は、『The Ballad of John and Yoko』。
 ハネムーン旅行中のジョン&ヨーコを追いかけるマスコミに対して、「これじゃ、さらし者だ」と嘆くジョンの気持ちをストレートに歌った歌です。

 キリストのように磔の刑になったと描写するあたり、ジョン一流のウィットですが、当時は「キリストを冒とくしてる」と騒がれてしまったようですが、おそれくそれは揶揄されたマスコミからの逆襲だったんでしょうね。




ジョンとヨーコのバラッド (作詞・ジョン・レノン/訳詩・今一生)


サウザンプトン波止場で オランダかフランスか
行き先を考えてたら レインコートのヤツが戻れと言うんだ
みんなも止めるし このままじゃ 磔(はりつけ)の刑だ

パリまで飛んだよ セーヌ川でハネムーン
ピーター・ブラウンが電話口で スペイン近くのジブラルタルなら式を 挙げられるってさ
このままじゃ さらし者になる

車でアムスへ ホテルで七日間 語らってたら記者連中が
ベッドで何してたのと尋ねてくるのさ やすらぎがほしいんだ
このままじゃ さらし者だよね

いざって時のために貯金 服はみな寄付に
ゆうべ妻が言ったのさ
あの世には魂しか持ちこめない だろ?

サクッとウィーンへ チョコケーキ食べたら
新聞は彼女が俺を 洗脳しドラッグの教祖の夫婦に見える
なんて書く キリストの ように磔(はりつけ)さ

早朝にロンドンへ リュックにはどんぐり
記者たちが待ちかまえてさ
「お二人が無事に帰国されてうれしい」
ふざけんなよバーカ!
このままじゃ さらし者だよね
このままじゃ さらし者だよね



 次は、『Come Together』。
 選挙応援ソングとして作られたようですが、意味ありげの言葉遊びの部分は捨象し、なるだけそのまま訳してみました。
 その方が、権力嫌いで政治家候補を応援するジョンの皮肉振りが伝わってくるようで面白いでしょう。




さぁ、おいで、みんな! (作詞・ジョン・レノン/訳詩・今一生)


ギターは古いフラットトップ そんな
ヤツは愛想ふりまく
あやかしの目玉で 狂信者を演じて
ひざまでの長髪で みんなを喜ばすピエロさ

靴磨くヒマもなく くさい足でサッカーやって
サルの指使いのよう コカ・コーラの瓶を蹴って
「古い仲だろ」なんて言う でもしがらみなんて忘れろよ
さぁおいで 今すぐ 俺と

事務所を立ち上げ セイウチに靴履かせ
小野さんには食器棚 骨折り損も上等さ
ひざまでがっくりとね そんな立場にいちゃ狂いそう
さぁおいで 今すぐ 俺と

ジェットコースターのように ヤツは浮き沈みする
清濁飲み合わせて 真実見極めたい
仏の顔も三度までって カッコだけでもつけとけよ
さぁおいで 今すぐ 俺と



 次は、『Real Love』。
 ジョン・レノンが殺される1年前に作られた曲で、「僕はずっと君を待っていただけ」とヨーコへの愛をシンプルに歌い上げています。

 1995年にジョンのテープに他の3人が参加し、ビートルズの楽曲としてリリースされましたが、もう20年も前なんですね。
 2015年の今日では、ポールですら64歳を超え、離婚も何回したことやら。
 若くてして亡くなったジョンの方が、愛に恵まれていたような気にさせる1曲です。




ほんとうの愛 (作詞・ジョン・レノン/訳詩・今一生)

つまらないことを 考えてたんだな
僕はきみのこと 待ってただけ

おもちゃをねだる 子どもみたいにさ
僕ら愛だけを 待ってただけ

きみと二人 二人だけで
いることが 本当の 愛なんだ 本当の…

もうわかったのさ 人生の舵取り
僕はきみのこと 待ってただけ

何も恐れる ことはないんだよ
本当の愛なんだ そう本当の愛なんだ

恋をするたび 物足りなかった
僕はきみのこと 待ってただけ

きみと二人 二人だけで
いることが 本当の 愛なんだ 本当の…
そう本当の 愛なんだ 本当の…




 次は、『Hello Goodbye』。
 ジョンも、ポールも、ソロになってから反戦歌を書いていますが、いずれも「彼ら(敵)は僕やきみと変わらない」ということをくりかえし歌っています。

 この曲はその原点のようなもので、『We Can Work It Out』と同様に、人と人のわかり合えなさをふまえて、それでも「ごきげんよう」と声をかけ続けることの大事さを歌っているんですね。




ハロー・グッバイ (作詞・ポール・マッカートニー/訳詩・今一生)

きみは 止まれって 言うけど 僕は行くよ オー・ノー!
さようならかい? ごきげんよう ハロー・ハロー
さよならなんて言わずに ハロー・ハロー
なんでこんなに違うん だろう

いつも 僕ら わかり 合えないのかい? オー・ノー!
さようならかい? ごきげんよう ハロー・ハロー
さよならなんて言わずに ハロー・ハロー
なんでこんなに違うん だろう

Why, why, why, why, why, why Do you say good bye Goodbye, Oh, no

さようならかい? ごきげんよう ハロー・ハロー
さよならなんて言わずに ハロー・ハロー
なんでこんなに違うん だろう

きみは 止まれって 言うけど 僕は行くよ オー・ノー!
さようならかい? ごきげんよう ハロー・ハロー
さよならなんて言わずに ハロー・ハロー
なんでこんなに違うん だろう

hello, hello I don't know why you say goodbye I say hello Hello



 次は、『If I Fell』。
 ジョン・レノンはプレイボーイ誌のインタヴューで「当時の妻以外の女性との半自伝的な曲」とこの曲について語っている、とwikipediaにありました。

 「妻以外の女性」とh。昔の恋人かもしれないし、10代で亡くなった実母かもしれません。
 そのへんを曖昧にするあたりが、ジョンの歌詞の妙味である気がします。

 50年前の邦題は『恋におちたら』でしたが、それでは惚れても愛されない不安が込められていないので、「きみに惚れたら」という邦題を新たにつけてみました。





きみに惚れたら… (作詞・レノン=マッカートニー/訳詩・今一生)

きみに惚れたら 誓っておくれ 裏切らないと
手をつなぎたい そんな愛はもう 彼女だけ
まごころを ささ げるなら 彼女より強い愛がほしい

疑わない から 逃げないで プライド 傷 つけないで ね
この愛も死ぬ なら 耐えられないよ 悲しい

きみならば 揺れ てる気持ち きっと わかってくれるだろう
この愛も死ぬ なら 耐えられないよ 悲しい

僕らの 愛 確か なら彼 女は涙流すはずさ

きみに惚れたら



 今回の最後は、『I'll Be Back』です。
 この歌は、ジョン・レノンが「長らく行方不明だった父アルフレッドと再会したことをきっかけにして父親のことを書いた曲」と、wikipediaにありました。

 ジョンの父アルフレッドは船乗りで、ジョンが母・ジュリアのお腹の中にいる時に航海に出たまま行方知れずとなり、5年後、突然に姿を現したのですが、その時すでにジュリアには新しい恋人ができていたため2人の結婚生活は再開されず、両親のどちらかを選ぶように迫られたジョンは母・ジュリアを選び、アルフレッドは再び姿を消したそうです(このリンク参照)。

 父・アルフレッドがジョンの前に再び姿を現したのは、ビートルズが世界的に有名になっていた1964年4月1日。
 19年振りに再会したのに、ジョンは2人きりで会うことはせず、リンゴとジョージも同席していたそうです。
 この曲が同年7月にリリースされたのを考えると、会うたびに父親はジョンを失望させていたようですね。




また戻るんだろう… (作詞・ジョン・レノン/訳詩・今一生)


出よう こんな家から でも戻るのだろう
さよなら言ったのにさ 帰ってきたし

心から あなたを求め
ているのは 僕のほう 僕だけ

また傷つけるのかい? もううんざりさ
最後のチャンスだぜ 振り向かないよ

遠くまで逃げれば きっとわかってくれるなんて
期待したけど大外れだったね

まだ傷つけたいの? もううんざりさ
最後のチャンスだぜ 振り向かない

出てゆきたい 離れたくない
ゆれる気持ち知ってるくせに

出よう また戻るのか
わからないけど…



 では、次回の更新をお楽しみに!
(※これまでのすべてのオリジナル訳詩と僕自身が歌ってる音源のリストは、コチラ




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■日本財団でソーシャルデザインについて講義してきました ~全国からの依頼を歓迎!


 8月14日、日本財団でNPOを対象にした「1日限りのサマースクール」が開催されました。
 その詳細レポートは、このサイトにあります。
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 僕(今一生)はこのスクールで、「社会的弱者と一緒にかせぐ仕組み~当事者固有の価値で、支援から協働へ」という講義を担当しました。

 NPOなどの非営利活動法人は、とかく寄付金や助成金など「他人の金」を調達して活動経費を賄おうとしがちですが、彼らが支援している社会的弱者自身があらかじめ持っている「当事者固有の価値」を発見すれば、その価値を活用してみんなで稼ぎ出せるという事例を紹介しました。
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 この講義の全貌はネットでは公開しませんが、講義で使った資料の一部を下記に紹介します。
 これは、よのなかの仕組みを民間で変えるソーシャルデザインの基本的な考え方を示した図です。

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 ソーシャルデザインによる社会変革は、従来の発想とは大きく異なる点が多いので、学校の授業や自治体の講演などで説明する際には、早稲田大学で講義した際の動画もご覧ください。

 ちなみに、日本財団では、2013年にCANPAN・NPO連続セミナーの一環として、「広報戦略・取材される技術(基礎編・実践編)~これからのソーシャル分野の広報戦略」という講義も行いました。

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