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■音楽業界の激変で、「アーチストとして食える仕組み」も変わる ~アーチストに必要な変革


 CDが売れない。
 ストリーミングサービスの時代だ。
 …なんて声が上がってる音楽業界。

 でも、音楽を売るとか、音楽で飯を食うという話には、どこか「わからなさ」がつきまとう。
 そこで、いろいろ考えてみたい。

 そもそも、20世紀にレコードが発明されて、音楽は複製コンテンツビジネスになった。
 それまでは演奏ライブそのものが収益源だったわけで、そこに複製音源を売ることが足されたわけだ。

 もっとも、複製されない一回性のものとして、歌舞伎や能、ミュージカルなどの演劇における楽曲は、今なお同じコンテンツが演奏され、残っている。

 もっと原始的な点で言えば、民謡や音頭、仏教の声明や雅楽などのような土地や伝統文化に根差した音楽は、時代が変わっても今に歌い継がれている。

 そうした大局的な音楽の継承をふまえると、そもそも「音楽家を食わせる」という大義が成り立つのか、僕にはわからない。

 今日という時代に必要とされると同時に普遍的な魅力を持つ楽曲は残っていく半面、同時代の大衆の心に届く表現をもっていない楽曲はおのずと淘汰されるってことだ。

 今日では、インディーズも含め、多くのミュージシャンが食えなくても「ミュージシャン」を名乗り、楽曲を制作し、音源をデータ化したり、YoutubeやiTuneなどで発表してはいる。

 でも、その中で広く大衆の心をとらえ、複製音源を買いたくなる(=ビジネスとして成立しうる)ミュージシャンは、ミュージシャン全体の中では実は多くは無いのではないか?

 これは、世界が豊かになり、個人の趣味が細分化され、顧客満足度が全体的に以前より低くなってしまった結果かもしれない。

 そうだとすれば、音楽で飯を食う仕組みそのものを更新しない限り、ミュージシャンとしてのプロ生活は成り立ちにくいってことも納得できる気がする。

 昔なら、事務所に入り、東京にあるレコード会社で原盤制作を行い、著作権などの印税収入を得るのが本筋だった。

 今なら、個人でも自作のDTMの音源をレコード会社に持ち込んで、最大で定価の30%程度の印税を得たり、楽曲制作を受注することでメシを食う人もいれば、バンドでも自分たちで事務所を作っては原盤を自作し、CDやネットでの販売・ライブ収益・関連グッズ収益+地元ラジオ番組への出演などで食いつないでいる人たちもいる。

 ただ、これらも、大ヒットには結びつかず、CDを売りさばくためのプロモーションとしての営業ライブをこなしているだけで、つまりはミュージシャン自身の生活が成り立っていても、大衆にとってはある意味、どうでもいい音楽活動にすぎないだろう。

 子どもの頃から、音を鳴らしたり、作ったりするのが大好きだった人は多い。

 だが、それが仕事になった瞬間から、自分が飯を食う手段が生活の中で大きなウェイトを占めることになり、気が付けば、音楽を通して自分の何かを伝えたい切実さや動機があいまいになってしまった人は珍しくない。

 その生き方は、アーチストなんだろうか?
 これは、音楽で飯を食う仕組みの問題以前に、音楽をプロとして作る動機の問題があると言わざるを得ない。


■プロのアーチストとは、受け手の気持ちに応えたい気持ちを表現できる人

 映画評論家の町山智浩さんが、昔の映画には、娯楽と哲学(社会的なメッセージ)が1本の作品の中にあったという趣旨のことをYoutube(7分55秒後~)で話していた。

「昔の映画は、駄菓子のような甘い世界を描きながら、苦い薬が入ってるんですよ。『メリー・ポピンズ』みたいにね」

 この「社会的なメッセージ」とは、作り手自身に社会に対するフラストレーション(欲求不満)が切実なものとしてあることを意味している。

 21世紀の映画はマーケティングによって作られることが多くなり、娯楽と哲学に二分されてしまったと、町山さんは嘆いてる。
 これは、音楽にも言えることだろう。

 僕は今、50年以上前に世界の音楽シーンを塗り替えたビートルズの歌を自分で和訳し、歌ってみるという試みを始めている(※手術で腹筋を切ってしまい、満足に声が出ていないが)。

 それで気づいたのだが、ビートルズもまさに楽しい旋律に乗せて厳しい現実を歌っていた。

 たとえば、軽快なメロディで有名な名曲『レディ・マドンナ』を聞いてみてほしい。



 この歌は、子だくさんで忙しく働いているシングルマザーが、貧しさゆえに週末は街娼をやっているという内容だ。

 ジョンもポールも、若い頃に母親を失っている。
 そうした原体験も、「母親」に対する関心で楽曲を作る動機の一つにはなっていただろう。
 
 しかし、ここで見るべきは、彼らは貧しい労働者階級の出身である自分たちの生い立ちを忘れず、自分たちのレコードを買ってくれたリスナーの抱える現実に無関心ではいなかった点だろう。

 この楽曲を制作している当時、ビートルズはすでに世界のスーパースターで大金持ちになっていた。
 それでも、自分の足元を見失っていなかったのだ。

 ファンである同時代のリスナーと対等な自分を、楽曲制作のよりどころにしていたからこそ、ふつうの人間のありふれた日常実感を切り取った歌詞の内容が多い。

 それが、大衆的かつ普遍的な歌詞の世界を構築し、それが素晴らしい音楽との相乗効果を呼び、今日まで世界中で広く支持されているゆえんだろう。


■音楽で生きるための仕組みを変えるには…

 J-POPのメロディ、とくに洋楽から影響を受けた楽曲は、日本人ならではの加工・編集の技術によって、意外と良いものが珍しくないし、海賊版も含め、昔から世界中でカバーされてきた歴史もある。

 今日では、日本語のままで、「意味がわからないけど、伝わるものがある」と評価されて支持される日本人ミュージシャンもいないわけではない。

 しかし、歌詞の中身に魅力が無ければ、せっかくのメロディも魂の叫びにはなりにくいし、それには作り手が自分自身の社会に対するフラストレーション(欲求不満)を自覚する必要があるだろう。

 日本人はいろんなことをガマンしながら、なんとなく折り合いをつけてしまうところがあるが、これは少なくともロック・アーチストではありえない構えだ。

 広告代理店によって支配されているテレビやラジオでは歌えない内容の歌詞だと、あからじめ作らない人も少なくない。
 反体制や政治的な内容の歌詞も、当たり前のように自粛してるアーチストも少なくない。

 世界がどれだけ豊かになろうと、社会に経済格差が広がっている現実はあるし、児童虐待や環境破壊、地域経済の崩壊から戦争法案まで、新聞にはイヤというほど社会的課題が掲載されている。

 それなのに、J-POPでこうした社会的メッセージを上手に娯楽的な楽曲に乗せて聞かせられるアーチストがいない。

 歌詞の中身がスカスカだったり、個人的な恋愛のような「半径5メートルの世界」でしか描写できず、自分たちの暮らしや恋愛や結婚や友情などが社会との関係によって成立していることに、あまりにも鈍感だ。

 現実には、結婚したくても低収入を強いられてプロポーズできない男もいれば、教育資金や保育施設を満足に調達できない不安から子どもを生むのをためらってる夫婦もいるように、どんな個人のありようも社会のあり方と密接な関係を持っている。
 なのに、そうしたリスナー=大衆の現実から距離のある歌詞の内容にしかなっていないのだ。

 もちろん、一部には、そうではないミュージシャンがいることも知っている。
 たとえば、メンバー全員が不登校の経験者であるジェリービーンズは、自分たちが受けたイジメを歌詞にして歌うだけでなく、その経験談を講演もしている。

 このバンド活動は、NPO法人として行われている。
 これは、イジメや不登校などの問題に悩む人たちと一緒に痛みを分かち合えるファン・システムともいえる。

 音楽が、好き嫌いで選ばれる嗜好品ではなく、作品の作り手と受け手に共通の痛みを分かち合えるものとして機能すれば、それは一つのマーケットを獲得したも同じだろう。
 それは、たとえば、教会における讃美歌が歌い継がれているのと同様の普遍性を持つからだ。

 もっとも、よのなかには社会的課題が山積しているわけだから、アーチストとして成長するには、一つの分野だけを楽曲のモチーフにし続けることは、創作現場に足かせを儲けるのと同じで、活動がどうしても不自由になってしまう。

 むしろ、これからのアーチストに必要なのは、自分がいかに社会にある問題の当事者として自覚を持てるかという自問だ。

 自分が困っていることにガマンするのではなく、同じ苦しみや悩みを持つ人と出会い、語り合い、自分が知らなかった現実を学び取り、その中で自分が初めて感じたことをふまえたうえで、同じ苦しみを持つ特定の人間に語りかけるように楽曲を作ることだろう。

 今日のミュージシャンは、自分が悩んでることに近い社会的課題に関心をもち、その課題解決のために動いているNPOと接触し、自分の社会に対する見識を深めたうえで歌詞の世界を作り上げることに活路を見出す道があるように思う。

 僕は歌詞の編集サービスというのも手掛けているが、表現以前に大事なのは、NPOを紹介してあげることかもしれないし、必要なら紹介してあげたい気持ちもある。


■マーケットを広げるために多言語化を

 これから音楽で飯を食おうとする人たちには、表現する動機や歌詞の充実以外に、以下のような構えが必要になるだろう。

●歌詞の多言語化

 ネット配信で音楽を売れる時代では、歌詞のないインストなら世界のどこでも楽曲の良さだけで勝負できる。
 しかし、歌詞の場合、日本語を学ぶ人が増えているとはいえ、日本語だけで食うには難しいだろう。
 
 もし、4人編成のバンドなら、最初から英語・中国語・日本語の3か国程度はメンバーの誰かが歌えるようにするか、自分たちの日本語の歌をリリースする前に、英語や中国などの多言語で歌ってくれる海外のミュージシャンと手を組み、同時にリリースするような試みがほしいところだ。

 これにはもちろん、メロディと歌詞の両方が、英語圏・中国語圏にある社会的課題と通底している必要がある。
 格差による貧困や児童虐待、人身売買や政治の腐敗など、世界に共通の社会的課題は多いから、アーチスト自身の問題意識次第でテーマはおのずと決まっていくだろう。

●音源の多様化

 日本のメジャー・レコード会社は、原盤とカラオケ版の2タイプしか商品化していない。
 でも、ネット配信なら、正規版以外に、欧米向けのリミックスやアジア圏向けにローカライズした音源を同時リリースしてもいいだろうし、楽器の編成を変えたバージョンを多様に配信してもいいはずだ。

 一般的なリスナーにとってはオリジナル版だけをありがたがる必要はないし、クリエイティブ・コモンズに従って無料で使える範囲を限定すれば、短期間にネット上で支持者を増やすこともできるかもしれない。

●販促だけのライブは辞める

 ニュー・アルバムができると全国ツアーで販促するというのが、従来の売り方だった。
 しかし、本当に楽曲が良いなら、ハウススタジオや近所のライブカフェで演奏するようすを生配信&録画し、Youtubeなどで公開すればいいだけだ。

 そして、人気が高まってくれば、出演オファーが舞い込み、順当なギャラをもらって出稼ぎに行けばいいだけのことだ。
 ドサ回りのように年間で何十日間も遠い町へ旅を重ねるより、地元のライブカフェで動画を増やしたり、新たな楽曲の制作に時間を使うマネジメントをした方が、短期間により多くの楽曲を市場に流せる。

 そのようにして、ミュージシャン自身が自分たちの創作・演奏・録音の時間を確保し、国境を越えた売り上げをネットで確保できるようになってから、その人気を担保に自分たちにとって無理のない音楽活動のありようを作れるだろう。

 レコード会社と取引する必要もなければ、広告代理店の犬のような歌詞を書く必要もない。
 ネット販売を前提にするなら、忌野清志郎さんがテレビで歌って問題になった「脱原発」だって歌えるし、ラジオやテレビでは聞けない歌詞の方が、ネットで音源を買うリスナーにとっては価値がある。


■社会を知ろうとするアーチストが、音楽業界を変える

 50年以上前、ビートルズは自分たちで曲も歌詞も作り、自分たちで演奏して、音楽業界に新しい時代を切り開いた。
 プロの作曲家やプロの作詞家に頼まなくても、自分たちが歌いたいことは自分たちで作って歌えばいいことを、彼らは教えてくれた。

 業界の常識を打ち破るのは、いつも若者たちだ。
 そして、商業的に成功する若者は、必ず同時代の社会の現実と向き合った表現を大事にしてきたのだ。

 他方、「全国ツアーをやらないと売れないぞ」とか、「テレビに出ないと売れないぞ」なんて声を鵜呑みにしてるうちに、誰も振り向かない歌ばかり作って、タレントなんだか、役者なんだかわからないようになった「元ミュージシャン」を僕らはいっぱい見てきた。

 アーチストとして生きたいのか?
 それとも、自分が音楽に関わって飯を食いたいだけなのか?

 前者なら、リスナーと同じ時代を生きているこの世界の現実を直視し、何を表現したいのかを自問することが避けられないだろう。
 内容がスカスカの歌詞に飽き飽きしてるリスナーの耳を覚ますには、今日ほど良い時代は無いかもしれない。

 最後に、ビートルズの『レヴォルーション』(革命)という歌を聞いてみてほしい。
 現代に通じる普遍的な思いがきちんと歌詞になってることがわかるはずだし、とてもシンプルなメロディで耳に残ることも実感できるはずだ。






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 僕は雑誌ライターとしては、30回を超える長期連載はしないほうなんですが、『月刊 高校教育』(学事出版)や『月刊 生徒指導』(同)などの教育専門誌では、連載100回を超える記事を書いてきました。

 そして、次に100回を超えそうなのが、国際標準化機構=ISOの専門誌『アイソス』(システム規格社)で連載している『「社会起業家」を支援しよう! ~企業価値を高めるCSRのために』という記事です。

 まだ、次号で連載84回ですが、先日、この連載を依頼して下さった恩田昌彦・編集長と久しぶりに飲んで、「ぜひ100回を超えましょう」という言葉をいただきました。

 もちろん、続けますよ!

 技術は急速かつ多様に進化していて、ISOは国際的なビジネス面でもますます重要になるため、新聞やテレビ、ラジオ、雑誌の報道関係者は、恩田編集長にISOの運用や最先端技術などに関してコメントしてもらうといいと思います。

 資源のない日本にとっては、国際的な技術を運用しながら商品・サービスを作っていくのがお家芸なので、ISOのような国際標準にくわしい恩田さんには、今後ますます活躍してほしいです。

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(※右が「アイソス」編集長・恩田昌彦氏、左が僕=今一生)

 『アイソス』は、ISO専門誌なので、主に技術畑の企業が年間購読し、社員が社内で読む雑誌です。

 でも、僕は技術畑の出身者ではないので、ISOにもガイドラインのあるCSR(企業の社会的責任)の観点から、ソーシャルデザイン/ソーシャルビジネスの事例や考え方をわかりやすく書いています。

 もともとは、難しい技術系の記事がメインの同誌の中にあって、逆に読みやすくわかりやすく柔らかい記事を心がけたのですが、今では同誌で一番長い連載記事になっていて、僕が公開イベントをやると愛読者の方から声をかけられたり、Facebookに友だち申請をいただくまでになりました。

 一方、冒頭で書いた教育専門誌は、こちらからの売り込みで決まった連載ですが、実はこれも『アイソス』と同様に、僕以外の連載の多くは、教育専門家が書いていた雑誌だったんですね。

 そこで、僕は専門家が見えない「学校の外の子どもたち」をコンセプトにした連載企画を持って行ったのです。

 学校では「問題のない優秀な子」を演じている10代が、ネットではどんな本音を書いているのか?
 家庭では「親を安心させる良い子」を演じている中高生が、友人にも言えないどんな相談を僕によこすのか?

 ストリートにいる家出少年や、ひとりカラオケでリストカットをしている少女、ゲイでもないのに中年男と売春する10代など、教育の専門家や研究者では見えてこない、10代の泥臭い現実を僕の取材によって10年以上前から浮き彫りにしていたのです。

 要するに、スキマ産業のように、その雑誌ではまだ描かれていない現実を描ける媒体を、僕は探して仕事してきたんですね。
 それは、今でも同じです。

 他の人が書きそうなことは、僕の仕事ではありません。
 むしろ、編集者が目をつけていない切り口や、他のライターでは書けないネタで仕事をしたいものです。

 ここ10年は、ソーシャルデザインや社会起業(ソーシャルビジネス)、CSRといった社会貢献について取材してきましたが、社会都市民を考えることは、ビジネスや労働、就職や貧困、文化や経済など、関心の分野が広範囲になります。

 今後も、雑誌や新聞、オンラインなどで連載していくと思いますが、最近は以下のようなことを考えてます。

★ビートルズが現代に通じる多くの社会的課題を50年前に歌っていたこと(歌詞を自分で訳してます)
★公開イベント批評(イベントを批評の対象にすることで費用対効果と有益化を図りたい)
★マンガ原作(売れ行き不振のままのマンガ雑誌を元気にしたい)
★海外への移住の実態と移住ノウハウ(既に日本人の1%が海外で暮らしている)
★若い世代のソーシャルデザイン・ソーシャルビジネス・ソーシャルアクション

 上記のようなことに関心のある編集者の方は、ぜひメールでお声かけください。

 なお、僕の最新刊『よのなかを変える技術』は、買うだけで寄付になるだけでなく、著者に1時間無料でソーシャルデザインについて相談する権利が得られます(※詳細は本書の該当ページを参照)。

 また、NPO活動を始める方で、ソーシャルデザインのさまざまなスキルを格安で学びたい方は、日本財団ビルで8月14日に行われるサマー・セミナーを受講してみてください。
 僕も、このセミナーで「社会的弱者と一緒にかせぐ仕組み」の講師を務めます。




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