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■『絶歌』の著者を酒鬼薔薇聖斗「本人」と盲信する集団ヒステリーを終わらせよう!


 著者が誰か、出版した太田出版ですら知らない本『絶歌』にまつわる騒動を、そろそろ終わらせたい。
 それは、僕だけでなく、多くの人が願っていることだと思う。

 だから、僕は以下のブログ記事を書いた。

■著者不明の疑惑の本『絶歌』が社会に与え続ける深刻な問題
■著者が「酒鬼薔薇聖斗」である確証を出版社が出さない時点では、本の内容の真偽も不明
■「酒鬼薔薇聖斗の書いた本」が作る、新たな悲劇の始まりの予感
■「酒鬼薔薇聖斗が書いた本」の著者が身元不明であることが確定された件(ツイキャス動画)
■『絶歌』(太田出版)への出版差し止め・回収を問い合わせる窓口

 いずれも、この騒動のもつ一番深刻で本質的な問題をわかりやすく解説したものだ。

 もっとも、出版ビジネスがどれほど生きづらい社会を作り出すかについて、僕のブログ記事を読むまで思いもしなかった人は珍しくないのだろう。
 それほどノンフィクションの出版には、厳しい「モラル」(倫理)が問われるのだ。

 僕らの「知る自由」を守り抜くために、それは必要なことだから。
 そして、売ること・買うことが、それをした人自身の首を絞めることになるから。


■追記

 でも、ここで追記しておきたいことがある。
 それは、モラルの悪さをどんなに指摘したところで、モラル自体はなかなか向上しないってことだ。

 なぜか?
 モラルと自分の生活を天秤にかけて、自分の生活を優先し、モラルを捨てることを選ぶ人たちは、お金が不安だからだ。

 今日の日本が、格差社会であることは、多くの人が実感していることだろう。
 金持ちがますます金持ちになる一方、貧しい人はますます貧しくなっていく社会のことだ。

 こうした格差の拡大は、所得(経済力)だけでなく、教育(学力)、心理(精神力)、健康(体力)など多岐にわたる。
 それでも、貧しい当事者たちが連帯する余裕はなく、暴動が起きないのが日本なのだ。

 下流化すればするほど自殺や精神病、犯罪が増えることになり、それが治安維持や社会保障のコストとなって国の歳出が増え、歳出を埋め合わせるため、新たに増税がなされ、格差はさらに加速化していく。

 お金や気持ちに余裕が無い貧乏人にとって、自分自身の健康や他人への礼儀、清潔さや誠意、安全や将来設計、保険や教育投資などは「ゼイタク品」になってしまう。
 そのため、(中流資産層にとっては当たり前の)自分と社会との関係に無関心になりがちだ。

 すると、著者の身元が出版社にも不明だと、その著者の本の中身で描かれた事実の信ぴょう性が判断できない、というシンプルな理屈がどうしても理解できない人が出てくる。

 渋谷の交差点ですれちがっただけの人が、「俺、酒鬼薔薇聖斗。俺が書いた本を買って!」と頼んできても、胡散臭く思わずに金を出してしまうのと同じ愚かしさを自分がやってることに、ピンと来ないのだ。

 そうした人は、自分の関心の持てる範囲には食いつくが、自分の頭で理解できない情報だと感じたら忘れることにして、自分にとって都合のいい現実だけを見ようとする。
 身勝手そのものだが、お金も、心も、学力もない当事者にとっては、それが生存戦略なのだ。

 この「脱社会」ぶりを周囲の人が理解しようとしても、難しいかもしれない。
 金持ち・中流・貧困層はそれぞれ文化が異なるし、文化の違いは異文化からの一方的な配慮では乗り越えられないから。

 自分が異なる文化をもつ所得層と同じ環境で暮らしてみないと、文化の違いを想像するのさえ難しい。

 それでも、よのなかの仕組みや、その仕組みから外れることで起こるモラルハザード(倫理の崩壊)について、知っておいて損は無いと思ったから、冒頭のブログ記事を書いたんだ。

 誤解してほしくないのは、僕は『絶歌』の著者のニセモノ説を主張してるんじゃないってこと。
 出版社自身が著者の身元を確認してないことを告白した以上、「著者は誰にもわからない」という事実に注目しようぜって言ってるだけなの。

 『絶歌』の著者名は、最初から「名無しのごんべぇ」なんだよ。
 「元少年A」なんて、もっともらしく書くから、それを真に受ける人がいるだけなの。
 だって、太田出版は著者の身元を確認しないまま、出版しちゃったんだぜ。
 著者が誰なのか、太田出版ですら知らないの。

 その事実の意味を理解できれば、(新聞・テレビも含めて)多くの人が「酒鬼薔薇聖斗が書いた本」という触れ込みを鵜呑みにし、集団ヒステリーのように『絶歌』の内容に踏み込んであれこれコメントすることが、いかにバカバカしいことかもわかるだろう。

 太田出版は、『絶歌』を10万部も増刷し、累計発行部数は25万部(3刷)にした。
 「稼ぐバカ」たちは、いつまでも懲りないらしい。

 目の覚めた人たちは、そっと水面下で自分が無理なくできる抵抗をしていこう。
 自分で自分の首を絞める愚かな人たちが、いつか目の覚める時が来るまで。

 それが、社会の現実に対して、自分の中に眠っている良心を活かすことだから。

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