僕(
今一生)は5月17日(土)、久しぶりに大阪に行った。
「今一生と話す会」というユルいオフ会を開催したのだ。
このオフ会は、twitterで「大阪、行きたいなぁ~」とつぶやいていたのを、大阪在住のフォロワーの方が見つけてくれて、土地勘の無い僕に「会場を予約しましょうか」と進言してくれたことから急遽決まったものだ。
僕が大阪に行きたかった理由の一つは、既に7回も開催されている
「One for One 皇居マラソン」を大阪でやろうという青年が現れたので、当日のようすを見たかったからだ。
その青年は、
永田さんという青年だ。
彼は日本一ゆるいマラソン大会である
「One for One 皇居マラソン」の主催者・遠藤一さんに連絡し、
「One for One 大阪城マラソン」を開催したいと伝えた。
永田さんがマラソン大会を開催したいと思った理由は、
「なぜ人が怖い元引きこもりがマラソン大会を開こうと思ったのか」という彼自身の文章を参照されたい。
もちろん、彼にはそれまでマラソン大会を企画・運営したことなど無い。
そこで遠藤さんに相談した。
遠藤さんは永田さんと一緒にこのマラソン大会を実現するスタッフ志願者をネット上から募り、当日から3週間前からSkypeによるグループミーティングを行った。
僕はこのグループミーティングに参加していたのだが、たぶん永田さん以外の誰もが「永田さん、大丈夫か?」と心配していたように思う。
なにしろ彼は音声のみのSkypeでさえなかなか言葉が出ない人見知りだったし、開催のためにしなければならない準備も〆切までにこなせないほど、物事の優先順位をサクッとは考えられない属性だったのだから。
しかし、グループミーティングを重ねるうちに、どんどん自発的にみんなの話の交通整理ができるようになり、地元・大阪でもスタッフを申し出る方を3人以上調達できた。
それどころか、当日までに
朝日新聞、
読売新聞に顔出してインタビューを受け、それがオンライン記事になったため、過去のへたれぶりを全国の人に知られることになったのだ。

メディアから取材を呼び込むなんて、僕や遠藤さんのようなライターには朝飯前なので、記者にプレスリリースを送ったり、テレビ局にも「取材して」と電話するよう永田さんに入れ知恵した。
取材を受けることで、「不登校とか通信制なんていうとバカにされるかも」なんていう永田さんのつまらん自意識は一気にぶっ飛んだことだろう。
しかし、ニート界隈では歓迎された。
ニート系情報サイト
「キテキテニート」でインタビューされたのだ。
それどころか、ABC朝日放送「キャスト」で当日のようすを撮影取材された映像が流れる事になったのだ。
(ちなみに、この放送は僕がしっかり事前にディレクターに情報を流しておいたもの)
さて、当日。
僕は夕方5時に、走り終わった参加者たちに永田さんが自己紹介するあたりからようすを観に行った。
すると、そこにははつらつとした永田さんの笑顔があった。
しかも、みんなの前できっちり話せているじゃないか!
彼の過去を知らない人から見れば、「このリア充がーっ」と驚くに違いない。
それぐらい、永田さん、そして参加したみんなが自分のへたれ具合を自然体でしゃべってた。
僕が驚いたのは、それだけではない。
このマラソンを取材し朝日放送のディレクターやカメラマンなども一緒に走ったことだ。
つまり、このマラソン大会は全員が「走った当事者」であり、みんなが「同じ汗をかいた仲間」としての和気あいあいな気分が漂っていたのだ。
ふだん何をしていようといまいと、この集まりに参加した人たちが全員「同じ汗をかいた当事者」だった。
NPOでは「支援される人」、精神科病院では「患者」、学校では「生徒」という具合に一方的に一段下に見られる受け身の立場しか与えられていない人たちが、同じ汗を流すことで誰もが対等な関係として向き合えた。
だから、参加した人々は続々と、帰宅後のツィッターで「参加してよかった」と声を上げた。
あなたのまちでも「One for One マラソン」を実現させたいなら、カンタンだ。
遠藤一さんに「自分もやってみたい」と伝えればいい。
そこからあなたの人生が一変するかもしれない。
前後するが、このマラソン大会が始まる前の午前中、マラソン大会に参加する人が集まるビルの1室で「今一生と話す会」が開催され、10数人が駆けつけた。
そこでまったりと話をしつつ、その後、森ノ宮駅前のカフェに流れ、参加者各自の深い話に耳を傾けた。
それぞれの持つ悩みを聞きながら、ワクワクできる未来を一緒に考えた。
それは、なるだけ具体的な解決策を一緒に話し合い、「できること」を持ち帰ってもらうことだった。
帰り際にみんな笑顔だったし、ツィッターでも以下のような書き込みがあったので、喜んでくれたはず。
僕がオフ会をやるのは、そこではどんな素性を話しても、ドン引かれることがないという現実があることを分かち合いたいから。
「こんな自分のことを話したら嫌われるかな」という不安を持つ必要が無い社会に生きてることを実感してほしいから。
過去から現在までに何があろうと、違う明日は作れるから。
東京では、月1回のペースで新宿あたりのカフェで、ゆるいオフ会をやってる。
必ず
twitterと
Facebookで事前に告知している。
僕の本やtwitterを読んで興味を持ってくれる人がいたなら、全国どこへでも飛んでいく。
もちろん、交通費がかかるので、僕の最寄り駅である内房線の五井駅からの往復交通費を
Yahoo!路線検索で見積もってほしい。
大阪の場合、往復で3万円もあれば十分だった。
会場費は1万円以上したので、宿泊しなければ経費の総額は4万円。
そこで1人あたり1500円の参加費とし、30人弱でトントンになる計算だ。
高速バスならもっと安くできるし、オフ会の場所で本を売ってよいなら持参して売るので、その分だけ経費を浮かすこともできる。
オフ会で儲けようとは思わないし、儲かりはしないので、せめて赤字を出さないよう、僕を呼びたい方と相談しながら経費節減の知恵をひねり出したい。
ちなみに昨年は函館の講演が決まったのを機に、札幌でオフ会を行った。
講演主催者が交通費を負担してくれたので、僕は函館~札幌の交通費を自己負担するだけでオフ会に行けた。
僕にあなたの地元での講演を依頼してくれると、それに便乗して安上がりでオフ会も開催できる。
それはオフ会の参加者の参加費を極限まで安くできるということ。
なので、ぜひ
「今一生への講演依頼」を参考に、下記のようなあなたの身近な人に声をかけてみてほしい。
★まちづくりやソーシャルデザインに関心のある大学教授
★ソーシャルビジネスや広報戦略に関心のある地元の有力なNPOや青年会議所
★青少年センターや男女共同参画センターなどに勤めている役人
★トークイベントをやっているお店のスタッフ 「今一生と話す会 in 大阪」については、参加された方も、これから参加したい人も、
このブログ記事を参照されたい。
僕のオフ会を通じて大阪エリアの方どうしがつながり、自分の明日を切り開く人脈や知恵がシェアされていくといい。
なお、上記の記事の感想は、
僕のtwitterアカウントをフォローした上でお気軽にお寄せください。
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